大容量のセントラル収納と、高天井空間やスキップフロアを導入高い収納力を確保し、ゆとりある空間を実現する木造住宅「パーソナルオーダーメイドルーモア」

積水ハウス株式会社/2008年3月10日

積水ハウス株式会社は、平成20年3月10日(月)に、木造住宅「シャーウッド」シリーズの新商品として「パーソナルオーダーメイド ルーモア」を発売します。「ルーモア」は、2階に大容量のセントラル収納を設けることで住まいの収納力を大幅に高めるとともに、居心地のよい高天井空間やスキップフロアなどの多彩な空間設計により、快適でゆとりある住まいと豊かな暮らしを実現します。

 

 

「ルーモア」の最大の特徴は、2階にスキップフロアを配置し、フロア間の段差を利用して床面積に算入されないセントラル収納を設けたことです。昨今、特に敷地の限られた都市部などでは、居住スペースはもちろん、収納スペースをいかに確保するかが設計のポイントとなっています。今回導入するセントラル収納は、天井高が1.4m以下で、設置階の床面積の2分の1未満であれば延床面積に算入されないため、都市部の狭小地や容積率の制限等が厳しい敷地でも、居住空間を確保しながら充分な収納力のある住まいを実現できます。しかも、セントラル収納はまとまった広さがあり、水平方向に荷物を出し入れするため使い勝手がよく、ライフスタイルや家族の成長に合わせて様々な使い方ができるのが魅力です。

 

居住スペースでは、1階、2階、2階スキップ階という3つのフロアからなる構造を活かし、通常の約1.5倍の天井高となる居室を設けるなど、家族のつながりを生む多彩な空間を提案します。高天井の居室は通風や採光に優れ、一方、 2階スキップ階は通常の2階建住宅より高い位置にあるため、眺望がよくプライバシーも確保しやすくなります。また、「ルーモア」は2階建住宅として独自の型式認定を取得しているため、3階建住宅が建築できない地域でも建築が可能です (注1) 。さらに、住宅の品質確保の促進等に関する法律(品確法)に定める住宅性能表示制度において、「構造の安定(耐震等級)」の項目で最高等級「3」を標準仕様としています。

 

積水ハウスでは、「ルーモア」を「シャーウッド」シリーズのラインナップに加えることで、商品の充実を図りさらなる拡販を目指すとともに、お客様一人ひとりに向けた提案の幅を広げ、今後も「いつもいまが快適」な住まいづくりを進めてまいります。


(注1)一部の自治体では、3階建と見なされる場合があります。

 




■ 各フロアの特徴

「パーソナルオーダーメイド ルーモア」では、低層住居専用地域の日影規制や北側斜線制限に対応して軒高を7m未満に抑えた低層タイプと、軒高が7mを超える中高層タイプを設定し、敷地環境に合わせた提案を可能としています。

「ルーモア」(中高層タイプ) 施工例の断面図

(※)低層タイプでは、セントラル収納の天井高は1.03m、高天井空間の天井高は3.50mとなります。

 

○ 1階2階 居住空間・・・高天井の空間をとり入れた快適な暮らし

1階と2階では、2階建3フロアの構造を活かして天井高3.8m(中高層タイプの場合)の開放感のある空間を設けることができ、インテリアの演出を楽しんだり季節ごとのイベントを開くなど様々な目的で活用できます。高窓からは、太陽の高度が低い冬や隣家が近接した敷地でも充分に光と風をとり込むことができ、明るく気持ちのよい空間が生まれます。また、従来から当社の住宅では、次世代省エネルギー基準を満たす断熱性能を標準仕様としており、高天井の空間においても居室内の温度が保たれるため、年間を通して快適な暮らしを実現します。

 

 

  高天井のリビングルーム

 

○ 2階 セントラル収納・・・便利で使いやすい集中収納

セントラル収納の優位点は、まとまった広さと、水平収納で使い勝手がよいことにあります。2階から水平方向にスムーズに荷物の出し入れができるため、床下収納や小屋裏収納よりも体にかかる負担が少なく、普段使わない物や大型家具などをまとめて収納するのに便利です。こうした使いやすい収納を活用すれば整理整頓もしやすく、居室に物が散乱するのを防ぐことにもつながります。また、セントラル収納は延床面積に算入されないことから固定資産税の対象面積とならず、住宅にかかる毎年の税金が抑えられるというメリットもあります。

 

○ 2階スキップ階 居住空間・・・少し目線が高くなる気持ちよい空間

2階スキップ階は、通常の住宅よりも階高が0.5階分高くなるため眺望がよく、隣家が近接している場合でもプライバシーが確保しやすくなります。1階と2階スキップ階では、高天井空間との天井高の違いを活かし、床座でくつろぐ和室などの落ち着きある空間を演出したり、吹き抜けを通じて家族がフロア間でお互いの気配を感じられる空間設計を提案します。また、セントラル収納により上下階間の遮音効果が高まるため、「ルーモア」は二世帯同居の家族にとっても過ごしやすい住まいとなります。

 


■ 収納活用のためのノウハウ  

当社総合住宅研究所(京都府木津川市)の体験型見学施設「納得工房」において一般来場者と社員を対象に行った調査では、現在の住まいの収納に対して7割近くの人が不満を感じると回答しました (注2) 当社では、こうした声を元に、住まいづくりの段階で予め家族の成長を想定した収納計画を立てることをお勧めしています。また、収納計画とともに重要なのが、量・場所・形式(どれくらい・どこに・どのように収納するか)です。それらを考えた上で、よく使うものは各居室に分散収納、普段使わないものはセントラル収納に集中収納、というように分類すれば、色々な物が混在するのを防ぎ、家族の大切な持ち物を守ることにもつながります。

 


 

  収納のノウハウをまとめたカタログ「ライフスタイルブック STORAGE」

 

○ セントラル収納の活用方法

大容量のセントラル収納は、子どもの遊び道具をまとめて収納したり、大人のコレクションスペースとしても使用可能で、家族の生活スタイルやライフステージに合わせて多種多様に使い方を変化させることができます (注3) 家族みんなが使うトランクルームとして趣味の道具などを収納したり、家族の書庫ファミリーライブラリーとして大型の書棚を置くこともできます。また、ファミリーライブラリーにつながる階段ホールに読書スペースや書斎を設けるなど、セントラル収納の用途に合わせて設計すれば、家族が集う新たなコミュニケーションの場所が生まれます。

 
   

 トランクルームとしての活用例

 ファミリーライブラリーとしての活用例

 

(注2)調査期間:平成16年12月~平成17年2月、有効回答数:602

(注3)セントラル収納は、法規上、居室として使用できません。

 

 

■ 「パーソナルオーダーメイド ルーモア」の概要

 

発売時期 平成20年3月10日(月)
構造 木造軸組構造(シャーウッド構法)
販売地域 全国(沖縄県を除く)
プラン 自由設計
販売目標 20棟/月

※価格については最寄の事業所にお問合せください。

 

■ 商品名「ルーモア(ROOMORE)」の由来

大容量のセントラル収納を活用することで、住まい全体が「より広く、より豊かに」なり、快適で心地よく楽しい暮らしを創出する意味を込めて、「ルーモア(ROOM+MORE)」と名づけました。

 

「パーソナルオーダーメイド ルーモア」の商品サイトは こちら


 

<本件お問合せ先>

積水ハウス株式会社
広報部
(大阪) 06-6440-3021
(東京) 03-5575-1740

※掲載内容は発表時点のものであり、現在の内容と異なる場合がありますのでご了承下さい。