カーテンを開け放てる暮らし

アウトドア派のご夫婦が愛犬と過ごす、シンプルで心地よい住まい。自然にほどよくつつまれながら、幸せな家族の時間を満喫されています。

OWNER'S VOICE

大分県
Ｔ様邸の暮らし

「食の好みが合ったから結婚したようなもの」とおっしゃるＴ様ご夫婦。こだわりのキッチンでの休日の料理や、庭での食事を楽しまれています。ご友人を中心に来客も多く、Ｔ様邸は集いの場になっているそう。家族との時間も友人との時間も、そこに居る皆がそれぞれ快適に楽しく過ごせる、幸せにあふれた空間がここにはありました。

カーテンを開け放ったままでもプライバシーを確保できて、庭を眺めながら過ごせるリビングにしたいと思っていました。

——元々は賃貸住宅にお住まいだったということですが、自分の家を建てるにあたって、どのような夢を描かれていましたか？

できるだけシンプルでコストも抑えて、建物はコンパクトなのに中に入ると「こんなに広いんだ！」というような家にしたかったんです。わが家は来客が多いので、自分たちが過ごすときにはもちろん、大勢のお客様を招いても心地いい空間にしたくて。カーテンを開け放ったままでもプライバシーを確保できて、庭を眺めながら過ごせるリビングにしたいと思っていました。

私たちは夫婦揃ってキッチンに立つことが多いし、お客さんを招いたときのことも考えて、「キッチンは広く」という思いがありました。アイランドやフルフラットだと、常にキッチンの上をきれいにしておかないといけないですが、このキッチンはある程度見えない部分があるので助かっています。デザインも美しいし、生活感をうまく隠せるので(笑)。

パントリーの引き戸には板目のタモ材を用い、全て閉めると美しいインテリアに。リビング側からは、キッチンの開口ごしに背景のように見える演出。ご夫婦だけのときは引き戸を開け放して使いやすく、来客時には閉めて美しく見せることができる。

気候のいい時期にウッドデッキで昼寝をするとすごく気持ちがよくって。庭では月に２回はバーベキューをしています。

——リビングからつながるＬ字型のウッドデッキは本当に気持ちよさそうですね。どのように活用されていますか？

当初は全面ウッドデッキにしたかったくらいなんです。でも設計担当の方から「緑も見えたほうがいいですよ」とご提案いただいて、このスタイルになりました。外からの視線は全く気にならないですね。気候のいい時期はサッシを開け放してアウトドアリビングとしてくつろいでいます。ここで昼寝をすると気持ちよくって。庭では月に２回はバーベキューをしています。

お友達を呼んでホームパーティをしたり、バーベキューをしたりするのが好きなので、リビングからつながる広い庭とデッキがあるといいなと思っていました。あと、この子（愛犬のりん子ちゃん）もウッドデッキがお気に入りで、晴れた日には日なたで昼寝をするんです。その姿が本当にかわいくって。眺めていると幸せな気分になります。

ウッドデッキのある空間は、開放的でありながらプライバシーも確保された中庭のような居心地。

黒の外壁に軒裏や板塀の木の色を組み合わせたモダンな外観は、分譲地においてシンボリックな存在感を放つ。

図面で見ていてよくわからなかったことが、住んでみて初めて、細部まで気を遣われていたんだなって驚きました。

——家づくりを終えて、どんな感想をお持ちでしょうか？また、住んでみて初めて気づいた良さなどがあればお聞かせください。

家づくりの全体が、思った以上に楽しかった。打ち合わせも毎回楽しみでした。今回、「数字の上では小さくても広く感じる家」というのが自分の中でコンセプトでしたが、まさにそうなっていて、担当してくださった設計の方の力を感じています。同じ図面でも違う人がつくれば絶対に同じにはならない。細かいことの積み重ねで空間の良さというのは変わると思います。間取りだけでも、インテリアだけでもない、全部に神経が行き届いていないと心地いい空間はできないんだなと思いました。

生活の質が全部向上したので、本当にもう何も言うことがないです。こうして、家族で休日をのんびり過ごしているだけで気持ちがいい。なんでもない、何もしない時間が幸せです。遊びに来た家族や友人も、みんな感想は「おしゃれ！」「お店みたい」って。ほとんどは設計士さんに任せていたんですが、図面で見ていてよくわからなかったことが、住んでみて初めて、どれほどよく考えられているのかを実感しました。エアコンとかスイッチがさりげなく隠されていたり、幅木の幅が細くて美しいとか、細部まで気を遣われているのだと驚きます。