中期経営計画

第6次中期経営計画

積水ハウスは2025年度を最終年度とする第6次中期経営計画を2023年3月に策定致しました。

最新の決算状況については年度別決算資料をご参照ください。(年度別決算資料はこちら)

経営計画の推移

売上計画

営業利益計画

(注)2023年3月9日現在

第6次中期経営計画の概要

積水ハウスは、グローバルビジョン“「わが家」を世界一幸せな場所にする”のもと、第6次中期経営計画の基本方針を「国内の“安定成長”と海外の“積極的成長”」と位置づけ、当社グループのコアコンピタンスである「技術力」「施工力」「顧客基盤」と、商品・技術開発から、営業・設計・施工・アフターサービスまで、住まいづくりに関わるすべてのプロセスを当社グループが担う独自のバリューチェーンを活かし、既存事業の深化と拡張を図ります。

また、日本で培った積水ハウステクノロジーの移植による海外での事業展開や、社会・事業環境の変化への対応やデジタル技術の活用による新規事業の開拓と拡張を推進致します。

加えて、従業員のキャリア自律支援やベクトルの一致、ダイバーシティ&インクルージョンの推進等の取り組みを通じ、当社グループの更なる人財価値の向上を図り、グローバル企業としての成長を加速させます。

財務面においては、資本効率を意識した成長投資の推進と財務健全性のバランスを保ちながら、キャッシュリターン創出力の強化による ROE 向上と ESG 経営推進の相乗効果により企業価値の向上を目指します。

株主還元については、中期的な平均配当性向を40%以上とする従来方針に加え、株主還元の更なる安定性向上を図るべく、一株当たり年間配当金の下限を 110 円とするとともに、機動的な自己株式取得の実施により株主価値向上を図ります。

【各ビジネスモデルの事業方針と戦略】

《請負型ビジネス》

戸建住宅事業では、価格レンジ別の3ブランド戦略を深化させることで、ブランド強化を図ります。ハード・ソフト・サービスのそれぞれの進化・融合とともに、CRM(Customer Relationship Management)戦略の推進を図ることで、お客様の幸せを追求してまいります。

賃貸・事業用建物事業では、エリアマーケティングの強化・徹底とともに ZEH をはじめとした高付加価値物件の供給を推進することで、シャーメゾンブランドの向上を図ります。また、ESG ソリューション提案の強化を図り、CRE(法人)・PRE(公共団体)事業の推進を行ってまいります。

建築・土木事業では、鴻池組の強みである環境対応・技術力をドライバーに、土木分野での環境ソリューションを強化し、建築分野での受注チャネル拡大・深化を図ります。

《ストック型ビジネス》

賃貸住宅管理事業では、賃貸住宅オーナー向けの多様なソリューション提案とリレーション強化により資産価値の最大化を図るとともに、入居者向けサービスの強化により入居者満足及びシャーメゾンブランドの向上を図ります。

リフォーム事業では、累積建築 250 万戸から形成される住宅ストックに対し、蓄積されたデータベースをもとに適時適切なリフォーム提案を実施致します。戸建住宅において提案型・環境型リフォームを強化するとともに、賃貸住宅において資産価値向上に向けたリノベーションを推進致します。

《開発型ビジネス》

徹底したエリアマーケティングを実施するとともに、資産効率を意識した中長期視点の投資判断により事業を推進致します。

仲介・不動産事業では、資産価値の高い美しい分譲地を開発するとともに、緑化環境の整備や既存住宅の流通・活性化に取り組みます。

マンション事業及び都市再開発事業では、四大都市圏において厳選したエリアへ資産価値の高い物件を供給するとともに、ZEH マンション・ZEB の開発を推進致します。また、「Trip Base 道の駅プロジェクト」をはじめ、地方自治体等との連携による地方創生にも貢献してまいります。

《国際ビジネス》

既存パートナーとの協働・連携強化により市場開拓を推進するとともに、日本で培った積水ハウステクノロジーの移植、自社ブランド「SHAWOOD」の展開を進めます。また、戸建住宅事業の積極的な成長戦略を継続し、米国・豪州・英国において戸建住宅の年間供給戸数 1 万戸を目指します。米国では、更なる事業拡大を視野に、南東部地域をはじめとする他エリアへの進出を模索致します。