研究報告
住宅内の隙間量の推定方法
#健康・快適
#湿気
積水ハウス株式会社/2021年9月
夏季に、室内を長時間低温にした場合、隙間を通じ室内側近傍まで多湿な外気が侵入すれば結露が発生する可能性があります。そのためにも、隙間からの外気侵入量を把握することはとても重要であると言えます。
夏型結露に影響を与える床下-間仕切壁-室内や小屋裏空間-天井断熱材下空間-室内間等の隙間性状を明らかにすることを最終目的とし、隙間の高さ位置の違いが室間換気量に与える影響について検討しました。結果、本検討条件においては、開口の高さ位置が全開口で一致する場合に任意の高さ位置を設定しても室間換気量に与える影響はなかったですが、開口の高さ位置が一致していない場合に高さ位置を正しく設定しないと精度良く室間換気量が求まらないことが分かりました。
今後、空気の流れをより明らかにすることで、夏型結露防止の対策方法について検討を進めていきます。