ご近所との会話が生まれる“ウッドデッキ”で、家での食事をより豊かに

積水ハウス株式会社/2023年10月6日

塀や壁を設けず、ご近所にも広く開かれたウッドデッキ

定着する「自宅での食事」 、家族や知人との交流の場に

あらゆるモノが値上がりする中、節約に努めている人も多いのではないでしょうか。
積水ハウスの住生活研究所が発表した「物価上昇による暮らしの調査」によると、物価上昇により節約した項目で最も多かったのは「外食」で、45.6%に達しました。アフターコロナ時代に入りましたが、外食を減らし自宅で食事をする傾向が依然として続いています。

物価上昇により節約した項目TOP5(N=540)

物価上昇により半数近い人が「外食」を節約

節約のため、やむを得ず自宅での食事が増えた人もいるかもしれませんが、実は、自宅での食事には、様々なメリットもあります。特に「家族とのコミュニケーションが増えた」「家族が一緒に買い物に行ってくれる」「家族で協力(分担)することが増えた」など、家族のコミュニケーションに良い影響を感じている人が多いことがわかりました。

自宅での食事をすることによって感じるメリット(N=540・複数回答)

自宅での食事にはメリットがたくさん

食事のシーンとしても、コロナ禍をきっかけに「家族と一緒に食卓を囲む機会」が増えましたが、アフターコロナの現在も、この習慣は定着しているようです。

コロナ禍前(2019年以前)と比較した”家族と一緒に食卓を囲む機会”の増減

「家族と一緒に食卓を囲む機会」アフターコロナも定着

また、25~34歳の年齢層では、今後、家族や知人と交流をする場所として「自宅」を増やしたいと考えている人が比較的多くみられました。

今後、家族や知人と飲食を伴う交流を図る場所の意向(N=540)

若者が好む交流の場は「自宅」

自宅での食事は、単に「作る」「食べる」だけでなく、家族のコミュニケーションや暮らしの豊かさを高めるカギにもなります。


今回のストーリーは、家での食事をより豊かな体験にし、家族に留まらずご近所とのコミュニケーションも充実させている愛知県にお住まいのK様ご家族をご紹介します。


朝日が差し込むダイニングで眺望を楽しみながら一日をスタート

K様ご家族のお住まいは、中心市街から少し離れた丘の縁に位置しており、目の前に広がる小さな盆地を一望できます。


朝、起きてまず向かう先はダイニング。ダイニングの窓はリビングよりも大きく取っているため、朝日が差し込み、キッチンに立っても遠くまで眺望を楽しめます。毎日の朝食も朝日が差し込むダイニングで食べれば、その日を気持ちよくスタートできます。


「朝日がとてもよく入るので、朝起きたら、まず家中のロールスクリーンを早く開けたくなります。朝日の位置は季節ごとに変わるため、室内にいても四季を感じられるんです。遊びにきた友人も、いつも『新緑が綺麗だね』と、折々の季節について触れています。」と妻・T様。


ダイニングには、大きなダイニングテーブルを置き、家族やお客様との交流の場として活用。食事だけでなく、仕事や子どもたちの宿題など、様々な目的で利用しています。比較的コンパクトな空間でも、大きなダイニングテーブルを置くと、ゆったりとした贅沢な時間の流れを作ることができます。

ダイニングテーブルは食事、勉強、ゲストとの語らいの場

ご近所との会話が生まれる開かれたウッドデッキ

家を建てるにあたり、夫・T様には「子どもたちは、豊かな自然の中で、身近にいる仲の良い友達といつも一緒に遊びながら大人になってほしい」という思いがありました。ご自身もそのような環境で育ったことから、田舎のようなご近所付き合いができるよう、外に開かれた住まいを選びました。その大きな特徴がウッドデッキです。


ウッドデッキは、塀や壁で囲わずオープンなスペースにし、ご近所の人が通りかかった際も、気軽に声をかけられるようにしています。

開放感あふれるウッドデッキ リビングとの段差で縁側のような役割も

周辺には、ほぼ同時期に新築された同年代のファミリーが多く住んでいます。子どもの年齢も近く、今では家族ぐるみでお付き合いをする仲に。子どもたちはもちろん、親同士もウッドデッキで会話を弾ませます。


「今はご近所の友達と“親父会”と称して、父親だけ集まって我が家のウッドデッキでバーベキューをしたり、お酒を飲んだりしています。子どもたちも朝早くから、お互いの家を行き来しています。」と夫・T様。


ご近所の人たちと会話を楽しみながら食事ができるウッドデッキは、自宅での食事の時間をより豊かなひと時にしています。


どこにいても自然を楽しめ家族のつながりを感じる空間

K様邸は2階建て。しかし、家族のつながりが分断されない平屋の伸びやかさと開放感、空間のつながりが感じられます。


上下階の距離を縮めるため、リビングエリアを吹き抜けにし、リビングスペースを2段分、40cmほど高くしました。奥には2階への階段があり、リビングが大きなステップフロアの役割も果たしています。この段差により、ダイニングやキッチンに立ったとき、リビングにいる人と目線が揃い、妻・T様は家事をしながらお子様の様子を見守ることができます。

1階と2階の距離感を縮め、平屋のような伸びやかさを演出

K様邸のもう一つの特徴は眺望のコントロール。
わざわざ窓辺に行かなくても、暮らしの中で自然を感じられるよう、窓と居場所の高さを計算し、視線が抜けるようにしました。例えば、リビング北西側の畳スペースに座っていても、一段低いダイニングやキッチンに立っていても、ちょうど視線が抜ける高さに窓が配置され、外の景色を楽しむことができます。さらに、リビングの窓を低くし、ダイニングの大きな窓とメリハリをつけたことで、ソファに座ったとき眺望が切り取られ、遠くまで視線が伸びる印象に。どこにいても、日本ののどかな風景を眺められる、和の趣を残した“田舎の住まい”を実現しました。

どこにいても眺望を楽しめるよう窓と居場所の高さを計算

2階は、家族みんなが使えるオープンな「ファミリーライブラリー」。
階段上の壁をなくしたことで、1階とのつながりを感じられるだけでなく、2階にいても家の中から眺望を楽しむことができます。窓に向かってカウンターを設け、遊び、勉強、家事、仕事など、家族それぞれが自然を感じながら過ごしています。


同じ眺望でも、ダイニングから見るのと「ファミリーライブラリー」から見るのとでは、視点が異なります。いつものお茶の時間も、リビングダイニングだけでなく、「ファミリーライブラリー」に場所を変えるだけで気分転換になります。

緑豊かな自然を楽しみながら「ファミリーライブラリー」でティータイム

K様ご家族のお住まいなら、家での食事時間を豊かに楽しく過ごせそうですね。
しかし、皆さんが今お住まいの家でも、食事をする場所や向きを変えたり、インテリアやアートを飾ったり、食器に凝ったり…と、少しの工夫で家での食事体験を変えることができます。
皆さんも、色んな工夫を凝らし、家での食事をより豊かにしてみませんか。


積水ハウス おいしい365日
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積水ハウス 住生活研究所
https://www.sekisuihouse.co.jp/company/research/20230524/