コーポレートガバナンス
コーポレートガバナンス・内部統制システム
ステークホルダーからの信頼を高める意味でも、コーポレートガバナンスを経営の重要課題と位置付けています。経営の透明性を確保し、適時・適切なチェック機能と監視機能が発揮できるよう、取締役会に5人の社外取締役、監査役会に3人の社外監査役を配置しています。また、執行役員制を導入し、経営責任の明確化と業務執行の迅速化を図っています。
内部統制システムについては、「内部統制システム構築に関する基本方針」に基づくシステムの運用を徹底、強化に取り組んでいます。グループ全体の金融商品取引法による内部統制(J-SOX)の遵守と徹底は、監査部内のJ-SOXグループが対応をしています。
コーポレートガバナンス体制
積水ハウス株式会社コーポレートガバナンス基本方針
コーポレートガバナンス基本方針 (PDF 346KB)
コーポレートガバナンス・コードとの対応表 (PDF 67KB)
積水ハウスグループ コンプライアンス・ヘルプライン
積水ハウスグループと継続的取引関係にある協力工事店・取引先の役職員の方々から、積水ハウスグループとの取引に関係して法令や企業倫理に違反する又は違反する懸念があると思われる事案についての通報、及び本ヘルプラインの仕組みや利用等に関する相談・質問を社外・社内の窓口にて受け付ける制度を設置しています。
リーフレット (PDF 267KB)
コーポレート・ガバナンス報告書
コーポレート・ガバナンス報告書【最終更新日:2024年12月11日】 (PDF 895KB)
株主・投資家との対話の実施状況等
当社は、コーポレートガバナンス基本方針に基づき、決算・経営計画・ESG経営・各事業の状況等をアジェンダとして定期的にエンゲージメントの機会を創出しており、代表取締役を含む経営陣及びIR担当部署等は、国内外のIR活動を通じ、機関株主・投資家、アナリストを対象とする面談及び個人株主・投資家向け説明会を積極的に実施しています。
また、四半期毎の決算説明会や半期毎の経営計画説明会を開催するほか、工場等の施設見学会を実施する等、個別面談以外の直接的なコミュニケーションの充実に取り組んでいます。また、2023年度からは現経営陣の執行に対する評価やガバナンス強化などをテーマとして、社外取締役と機関株主のスモールミーティングも実施しており、機関株主の方々と活発な議論を行い、意見や情報を相互にインプットする貴重な機会としています。
【2023年度における株主・投資家との主なエンゲージメント実績】
■ 機関株主・投資家、アナリスト対象
IRイベント |
実績(回数/延べ社数) |
活動状況(役職等は活動実施当時) |
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決算説明会 | 4回 | 代表取締役副会長執行役員(財務・ESG部門担当)、IR部長が出席し、四半期毎に決算説明会を開催 |
経営計画説明会 | 2回 | 代表取締役社長執行役員兼CEO、代表取締役副会長執行役員(財務・ESG部門担当)、取締役専務執行役員(開発型ビジネス部門担当)、IR部長が出席し、第2・第4四半期の決算発表に合わせて経営計画説明会を開催 |
ESG関連説明会 | 1回 | 代表取締役副会長執行役員(財務・ESG部門担当)、環境推進部長、ダイバーシティ推進部長、法務部長、IR部長が出席し、ESG経営を中心とした当社のESGの取り組みに関する説明会を開催 |
事業説明会 | 3回 | 代表取締役副会長執行役員(財務・ESG部門担当)、建築事業戦略部長が出席する賃貸住宅ビジネス説明会、及び代表取締役社長執行役員兼CEO、代表取締役副会長執行役員(財務・ESG部門担当)、取締役専務執行役員(開発型ビジネス部門担当)、執行役員(経理・財務担当)財務部長、IR部長が出席する国際事業説明会を開催 |
社外取締役による スモールミーティング |
2回/19社 | 社外取締役が出席する機関株主を対象としたスモールミーティングを開催 |
証券アナリストとの スモールミーティング |
3回/79社 | 取締役専務執行役員(開発型ビジネス部門担当)やIR部長が出席し、証券会社のアナリストが主催するスモールミーティングを実施 |
海外IR | 6回/65社 | 代表取締役社長執行役員兼CEO、代表取締役副会長執行役員(財務・ESG部門担当)、IR部長が北米・欧州を訪問し、海外機関投資家と面談する海外IRを実施 |
証券会社主催カンファレンス | 8回/85社 | IR部が中心となり証券会社が主催する海外機関投資家向けカンファレンスに参加 |
当社施設案内 | 7回/19社 | 証券会社経由で投資家からの依頼を受けるなど、IR部が中心となり当社施設をご案内 |
SR個別面談 | 17社 | 代表取締役社長執行役員兼CEO、代表取締役副会長執行役員(財務・ESG部門担当)等が出席しShareholder Relationsの一環として機関株主の議決権行使担当者等と定期的に対話 |
IR個別面談 | 244社 |
IR部が中心となり個別面談を実施 IR個別面談の内、ESGテーマに特化した対話件数:7社 |
対話延べ社数合計 (内、国内機関投資家/アナリスト) (内、海外機関投資家) |
528社 (276社) (252社) |
■ 個人株主・投資家対象
IRイベント | 実績 | 活動状況 |
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工場見学会 | 1回 | 個人株主を対象に当社関東工場の見学会を開催 |
証券会社主催会社説明会 | 2回 | 証券会社が主催する個人投資家対象のオンライン説明会に参加 |
【株主・投資家の主な関心事項と対話を踏まえ取り入れた事項】
当社は上記のとおり国内外の機関株主・機関投資家のファンドマネージャー、ESG担当、議決権行使担当やアナリスト等と直接的な対話を通じて積極的な意見交換を実施しております。これらの対話における株主・投資家の主な関心事項としては、事業面では業績の概況に加え、国内事業・国際事業の市場環境や当社の競争優位性と今後の見通し、株主還元や資本政策の方針を含む中期経営計画の方向性等が挙げられます。また、ESG面では事業戦略と一体化した当社のESG経営に対する評価、価値創造プロセスや人的資本に関する考え方について多くのご意見を頂いています。
株主・投資家からの意見・懸念事項やこれらの対話を通じて得られた気づき事項は、IR担当部署より適時に取締役会及び経営陣にフィードバックし経営判断の参考とすると共に、今後の対話に反映するよう努めており、経営会議及び取締役会で議論したうえで、各種資本政策やROE経営の強化など現在推進中の第6次中期経営計画への反映や、Value Report 等の開示資料の拡充へと繋げています。