社会貢献活動 障がい者の自立と社会参加を応援

積水ハウスグループでは、住宅メーカーという、あらゆる人々の生活に携わる企業として、また、企業理念の根本哲学である「人間愛」に立脚した企業活動の一環として、社外と協働・共創しながら障がい者の自立と社会参加を応援しています。

SELP(セルプ)製品の積極活用

 積水ハウスグループは、SELP製品をノベルティーグッズとして継続的に活用することで、障がい者の自立と社会参加を支援しています。

 2000年から、認定特定非営利活動法人トゥギャザーと協働。全国各地の障がい者福祉事業所でつくられた製品を購入し、ノベルティーグッズとして日本全国積水ハウスデー「住まいの参観日」などの各種イベントや展示場の来場者にお渡ししています。お客様や地域の方々とのコミュニケーションの機会に活用することで、社員の意識啓発にもつながっています。

 2019年度は、SELP製品をノベルティーグッズとして全国で計2万9755個採用しました。これまでの採用実績は累計38万個を超えています。

障がい者が福祉事業所において、リハビリテーションや職業訓練、社会参加の実現を目的に働き、つくる製品のことです。
「SELP」は英語のSelf-Help(自助自立)からの造語です。
また、Support(支援)、Employment(就労)、Living(生活)、Participation(社会参加)の頭文字から成る語ともされています。

図:SELP製品のノベルティー採用

■ 過去5年間のSELP製品の採用実績

2015年度 2016年度 2017年度 2018年度 2019年度
29,595個 24,166個 28,991個 30,029個 29,755個

写真:「さをり織り」の小物入れ

「さをり織り」の小物入れ

写真:陶器のカードホルダー

陶器のカードホルダー

「障害者週間協賛行事」への参画

 2019年11月29日から12月10日まで、梅田スカイビル(大阪市北区)で「障害者週間協賛行事」が開催されました。2005年から毎年開催されており、今回で15回目となりました。大阪における障害者週間の恒例行事として定着しています。積水ハウス株式会社およびグループ会社の積水ハウス梅田オペレーション株式会社は、この行事を主催する「障害者週間協賛行事 大阪実行委員会※」の事務局を務め、企画・運営に参画しています。
 12月3日には、障害者の就労と自立、社会参加を目指すことを軸に、行政・企業・
NPO

NPO

Non-Profit Organizationの略称で、さまざまな社会貢献活動を行い、団体の構成員に対し、収益を分配することを目的としない団体の総称。

・市民が互いに理念を尊重しながら協働関係について考える場として「障害者と社会をつなぐシンポジウム」が開催されました。今回のテーマは「障害者の就労と自立を支援する社会づくりのために ~『個性』を生かした働きを支える~」。「個性を生かした働き方」をキーワードに、個々の能力を生かす活躍の場の創出・拡大と就労定着を目指した取り組みや課題、今後のあり方を探りました。
 期間中には「みんなでつくる共生社会パネル展」(大阪府下の小中学生による「障害者週間のポスター」「心の輪を広げる体験作文」の優秀作品を展示)、「障害者の社会参加を支援する企業展示会」(雇用・製品・サービスなどを通じて障害者の自立を支援する企業等の取り組みを紹介)、「ふれあいトゥギャザー ~障害者による手づくり作品展示・販売会~」(全国の障害者施設でつくられた雑貨や食品を展示・販売)、「とっておきのさをり展」(障害者施設で織られた「さをり織り」の作品を展示・販売)が実施されました。

公益社団法人関西経済連合会、大阪商工会議所、一般社団法人関西経済同友会、社会福祉法人大阪ボランティア協会、社会福祉法人大阪手をつなぐ育成会、認定特定非営利活動法人トゥギャザーで構成。

写真:シンポジウムの会場には手話通訳が入り、点訳の資料も用意

シンポジウムの会場には手話通訳が入り、点訳の資料も用意

写真:「障害者の社会参加を支援する企業展示会」の積水ハウスブースでは、障がいに配慮した住まいづくりと、社外との共創による障がい者支援の取り組みを紹介

「障害者の社会参加を支援する企業展示会」の積水ハウスブースでは、障がいに配慮した住まいづくりと、社外との共創による障がい者支援の取り組みを紹介