軽量鉄骨系戸建全商品において オリジナル断熱仕様「ぐるりん断熱」を標準採用

積水ハウス株式会社/2010年8月30日


 積水ハウス株式会社は、お客様の“快適性”“経済性”“環境配慮”のニーズにお応えする“グリーンファースト”をさらに進化させ、平成22年9月1日(水)より発売する全ての軽量鉄骨系戸建商品で、断熱性能をより向上させた「 ぐるりん断熱 」を標準採用します。


 

「ぐるりん断熱」の特長

天井・壁・床の各部位毎に最適な断熱材をつなぎ、ぬくもりが家全体でつながる高い快適性を実現した新断熱工法
断熱性能はIV~V地域エリア (※1) ではIII地域次世代省エネルギー基準をクリアするひとつ上の仕様が標準
お客様のライフスタイルにあわせて選べる3段階の断熱仕様を用意
(標準仕様、ハイグレード仕様、プレミアム仕様)
標準仕様では冷暖房にかかる光熱費と二酸化炭素排出量をそれぞれ約35%削減。さらにハイグレード仕様では約40%、プレミアム仕様では約50%の削減効果(一般的な住宅との比較)


※1 省エネルギー基準は全国を寒いエリアから順にI~VI域の6区分に分割し、寒いエリアでより高い断熱性能が求められています。IV~V地域には関東から九州までの温暖地が、III地域は東北エリアが概ね該当します。



 当社は、平成22年8月1日に創立50周年を迎えました。200万戸を超す累積建築戸数の実績を踏まえ、“グリーンファースト”の考え方をさらに進化させ、お客様の“快適性”“経済性”“環境配慮”のニーズにお応えしてまいります。  

累積建築戸数:平成22年1月31日現在 2,001,722戸






◆「ぐるりん断熱」と一般的な断熱工法の違い


  一般的に断熱材は、天井・壁・床の空隙部に充填されるか、躯体の外側に施工されます。このため、柱や梁部などは断熱が薄くなって途切れたり、外壁を支える部分が熱橋 (※2) となりやすくなります。「 ぐるりん断熱 」では、独自の方法で断熱補強し、家全体でぬくもりがつながる工法を採用しています。


※2 熱橋とは、一般的に柱梁部分、壁天井の取り合い部分など断熱性能が一般部位に比べて相対的に劣る熱的弱点部位のこと。


◆3段階の断熱グレードを設定


 当社の戸建商品は既に平成15年(2003年)より次世代省エネルギー仕様を標準採用しており、品確法の最高等級「4」に対応しています。更により高いレベルの断熱性能を求められるお客様に対し、高断熱なハイグレード仕様、プレミアム仕様を新設しました。



◆「ぐるりん断熱」の効果


●快適性・・・寒い朝も気持ち良く起床できる暮らしをサポートします。

 真冬の寒い日、就寝前にリビングの暖房を切ったあとも、ほんのりと暖かさが残り、朝の冷え込みが軽減できます。

  また、ホールや洗面所など暖房をしていない場所の温度も改善され、家全体の温度差が少なくなります。



    標準仕様  約3℃改善 (※4)  
   ハイグレード仕様  約6℃改善  


※4 1年で一番寒い季節の朝6時のリビングで現在の一般的な住宅(新省エネルギー仕様)との比較

 
 

●経済性、環境配慮・・・冷暖房費を抑え、環境にもやさしい。

 家全体のエネルギー消費の約3分の1を占める冷暖房エネルギーの使用量を高断熱化により削減することができます。

 「ぐるりん断熱」では、現在の一般的な住宅より、冷暖房に関する年間の費用および二酸化炭素排出量が標準仕様で約35%、ハイグレード仕様で約40%、さらにプレミアム仕様で約50%削減できます。




東京に建つ155.78㎡(LDK35.5㎡)、4人家族でお住まいの場合を想定したシミュレーション結果。
冷暖房は一般エアコンによる。空調負荷は、空気調和衛生工学会「Schedule」をベースに算出。
二酸化炭素排出係数は環境省「自主参加型国内排出取引制度」に基づく。一般的な住宅は新省エネルギー仕様を想定。





<本件に関するお問合せ先>

積水ハウス株式会社
広報部
(大阪) 06-6440-3021
(東京) 03-5575-1740

※掲載内容は発表時点のものであり、現在の内容と異なる場合がありますのでご了承下さい。