全工場で環境対策を加速 ゼロエミッション達成を2003年度に前倒し

積水ハウス株式会社/2001年8月10日

 積水ハウス株式会社では、全生産工場における環境対策を加速させ、2005年度を目標にしていたゼロエミッション達成※を2003年度に前倒しで達成できる見込みとなりました。


 当社では、1999年(平成11年)に環境憲章・環境基本方針を定めた「環境未来計画」を発表し、住宅トップ企業として、また地球市民としての責務を明らかにし、環境保全のための様々な取り組みを行ってきました。


 その一環として、全国6つの生産工場において、「2005年度ゼロエミッション達成」をひとつの目標に掲げ、工場から出る埋め立て廃棄物・焼却廃棄物をゼロにすべく、全工場及び納入メーカー一丸となったリサイクル、リユース、リデュースの取り組みを進めてきました。その結果、2001年3月には、埋め立て廃棄物・焼却廃棄物はスタート前の1999年度月平均値に比べ、約80%の大幅な削減を実現することができました。


 工業化住宅メーカーである当社にとっては、廃棄物削減、環境への負荷低減等において生産部門の占める役割がとりわけ大きいため、全工場でのゼロエミッション達成に取り組んでまいりました。今後も引き続き工場はもとより施工現場での廃棄物削減や住宅における環境負荷低減の技術開発に努めるなど、全社的な環境保全のための活動を一層強化していく所存です。

1.2001年3月で既に約80%の最終廃棄物削減を達成
 2000年2月からスタートした当社「ゼロエミッション計画」では、実施後1年余りで埋め立て廃棄物・焼却廃棄物をスタート前の1999年度月平均値に比べ、約80%の大幅な削減に成功しました。特に焼却廃棄物については約90%の削減を達成しました。



2.計画前倒しの要因
当初の目標を上回る2003年度(平成15年度)でのゼロエミッション達成前倒しの要因としては、

工場内焼却炉の全廃を前提に計画
(関東工場では今年3月に廃止済み、他5工場でも順次)
廃棄物分別の徹底とリサイクルルートの確立
廃棄物を利用した新素材開発
梱包材の削減、リターンパレットの活用など物流形態の見直し
等があげられます。

3.同時にコストダウンにも寄与
 これらの活動は経費増を伴わずに推進することができています。分別徹底のための設備投資やリサイクル処理費用は一時増加したものの、埋め立て処分費用や焼却処分費用が削減できたこと、およびリデュース、リユースの推進の結果、スタート前の99年度に比べて月平均で約230万円(処理費用全体の約1割)のコストダウンも達成しております。

※当社では、ゼロエミッションの定義を、「埋め立て廃棄物、焼却廃棄物0」としています。



本件に関するお問い合わせ先
積水ハウス株式会社
広報部
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東京総務部
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