積水ハウスの研究と実績に基づく住宅ユニバーサルデザインの本格展開 住宅で初めてのユニバーサルデザイン基準を確立しました
積水ハウス株式会社/2002年10月1日
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現在の住まいは
さて、この長寿健康の時代における今、高齢者の方々への配慮は一歩を踏み出したものの、子供から高齢者、健常な方から障害を持つ方、色々な体格の違いや身体能力の違い等、すべての人々に満足していただける住宅へのトライはこれからだと言わざるを得ません。 また、既に4軒に1軒の割合で高齢の方が住んでおられるという現状から見ても、住環境に数々の問題を抱えています。
住み続けることへの問題解決を考えるとき、これらを見ただけでも、もっと身近な生活に即した住宅の性能が必要となるのです。
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これからの住まいは
バリアフリーの考え方をさらに進めて、誰もが安全で安心して使えるように、製品や建物、空間をデザインするという考え方が、世界中に広がってきました。 昨今、ユニバーサルデザインを謳う製品が、家電や輸送機器など様々な産業分野から生まれつつあります。使いやすそうで親しみやすいデザイン性を持つものが多く、グッドデザイン賞を受賞した優れたものもあります。しかし、一般の人への認知度は低いことや、実際には便利さと混同したり、使う人を限定する製品も混じっていたりと様々です。そこには、理念や原則が先行して、具体的な考え方や基準がないため、モノの開発も手探り状態という現状が反映されているようです。 積水ハウスでは、それらを踏まえ住宅の考え方をバリアフリーからユニバーサルへと拡大すべく、住宅におけるユニバーサルデザインの考え方と基準を策定しました。 |
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積水ハウスユニバーサルデザインによる住まいづくり体制 |
I モノづくりの基準策定と それらの部材群の組み合わせにより家が完成しますが、誰にも役立つ「SAFETY」と「EASY」を「ユニバーサルデザイン・ベーシック」として全住宅に適用できるようにし、障害など特別なニーズへのサポートを「ユニバーサルデザイン・チャレンジング」として、ベーシックに付加していくという考え方になっています。 |
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ユニバーサルデザインを追及した「安全で使いやすい」部材の一例(モノづくり) |
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II ユニバーサルデザイン また、設計支援を行う本社設計技術部門に「ユニバーサルデザイン推進委員会」を設け、ユニバーサルデザインの推進と、そのためのサポート体制を構築いたしました。 |
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III 暮らしやすさを実感できる 積水ハウスでは、1991年、総合住宅研究所内に暮らしやすさ、使いやすさを体験して学習できる施設「納得工房」を開設し、社員だけではなく、一般の方々にも広く開放しています。この活動により国連高齢者年に関連した国際会議で表彰を受け、以来、体験型施設を各地に展開してまいりました。 この度、ユニバーサルデザインを体験できる拠点施設として「住まいの夢工場/ユニバーサルデザイン館」を整備し、既存の「SHIC CITY」や「住まいの家学館」を拡充していく予定です。 住宅展示場も、体験型展示を取り入れるように見直し、体験しながらコンサルティングできる施設を更に充実させてまいります。
(クリックしていただくと該当するページが表示できます。「住まいの家学館」の横浜以外については、 「営業所・展示場案内」 からエリアを指定してご確認ください。)
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