木造住宅「シャーウッド」に新構法を追加 自由で開放的な大空間の提案を実現 M' Gravis Villa 「エム･グラヴィス ヴィラ」
積水ハウス株式会社／2004年10月26日
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| 積水ハウス株式会社は、平成16年11月5日（金）より、「シャーウッド」（木造軸組）住宅において新構法「スーパーMJシステム」を採用し、構造強度に優れ、開放的な吹き抜け空間や大開口サッシの提案を可能にした「エム･グラヴィス ヴィラ」を発売します。 | |
| 住まいに対する要望・こだわりは年々個性化・多様化してきており、特に広々とした空間へのあこがれや要望は強く、開放的な住空間を求める方が増えています。 | |
| 「エム･グラヴィス ヴィラ」は、幅5m×7m、2階天井までの高さ5.5mの大吹き抜け空間や最大幅５ｍの大開口サッシなど、これまでの木造軸組住宅では困難であった自由で開放的な住空間の提案が可能です。また、2台並列駐車ができるビルトインガレージの設置や、サンルームのように庭に突き出した室内空間の3方向を全てサッシにすることで、伸びやかな大空間リビングから戸外の風景を眺められるワイドビューも実現します。 | |
| 「エム･グラヴィス ヴィラ」では、このような開放的な大空間設計をリビングやダイニング、玄関ホール等に生かし、別荘や大邸宅を思わせる住空間を提供します。大勢のお客様を招いてパーティーを催すことができる吹き抜けリビング・ダイニングやグランドピアノを置いてコンサート会場風にしつらえた大空間のリビング、3方向にサッシを配置し、リゾート感覚あふれるくつろぎ空間など、住まわれる方のライフスタイルに合わせた上質な空間を提案します。 | |
| また、外装部材にも新規要素を取り入れています。スタイリッシュな片流れ屋根や大きく葺き下ろした屋根が個性的で室内空間の豊かさを感じさせます。外壁にはアクセントとして天然石貼外壁を採用し、自然石ならではの素材感を生かすことで、邸宅としての重厚感のある外観を演出します。 | |
| このような大空間提案を実現するのが、今回新しく開発した「スーパーMJシステム」です。当社の「シャーウッド」シリーズでは、以前から独自の「シャーウッドMJシステム」を採用することで高い耐震性・耐久性を備えた住宅を提供してきました。この度、従来の「シャーウッドMJシステム」の優れた基本構造・性能を継承しながら、さらに構造強度と設計の自由度を高め、伸びやかな吹き抜け・大開口部を実現できる「スーパーMJシステム」を開発しました。これまでの木造軸組住宅では実現が困難であった開放的な大空間の提案を可能にします。 | |
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「エム･グラヴィス ヴィラ」は、この「スーパーMJシステム」を採用した初のモデルとして上市します。 |
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| 「エム･グラヴィス ヴィラ」の特長 | |
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1. 「スーパーMJシステム」により実現した大空間 |
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天井までの高さが5.5mを超える開放感あふれる吹き抜け大空間と、その吹き抜けに面した垂直大開口の「バーチカル ヴォイドサッシ」は、視界を高く、広くし、自然光をたっぷり室内に採り込みます。 |
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| また、「バーチカル ヴォイドサッシ」は、建物への水平方向にかかる力を支え、大空間設計を可能にする「耐風柱」と呼ばれる強靭な柱の間に配されます。 | |
| 梁と同基準の断面（120mm×360mm）をもつ「耐風柱」は、外観のアクセントになるだけでなく、室内にどっしりとした構造体を見せることで、重厚感、安定感と木のぬくもりによる安らぎを提供します。 | |
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「ラーメンフレーム」を採用することで、最大幅5mの大開口サッシを設置して室内と屋外とのつながりを強調したり、室内空間の3方向を全てサッシにすることにより自然の光と風を採り込めるなど、開放的な空間提案が可能です。 |
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| また、間口の狭い建物でも建物幅いっぱいまで開口部が取れるため、大開口サッシを設置することが可能です。 | |
| 2. シンプルでかつ素材感を大切にした外観デザイン | |
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外壁材にはアクセントとして天然石貼り外壁を追加し、自然の素材感を強調すると共に、外観全体に邸宅としての重厚感を付加します。 |
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いぶし銀の瓦を用いた重厚で落ち着いた外観や窯変調波瓦を用いた南欧風の明るい温かみのある外観など、個性的な住まいの提案を可能にします。 |
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屋外からの光と風を採り込みながら外からの視線を遮る木調縦格子飾りが、木の質感をあらわし、温かみのある外観を作り出します。 |
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3. 高性能な基本仕様を標準設定 |
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| 「エム･グラヴィス ヴィラ」は、標準仕様で「次世代省エネルギー基準（Ⅲ地域）」をクリアし、住宅性能表示制度の「温熱環境（断熱性・気密性）」において最高等級4に対応しています。 | |
| その他、「構造の安定（耐震性・耐風性）」「劣化の軽減（耐久性）」「空気環境（健康・化学物質対策）」の3項目についても標準仕様で最高等級に対応しています。 | |
| （※一部地域、プランにより異なる場合があります） | |
| 「シャーウッドMJシステム」の優れた技術を継承しながら 進化した「スーパーMJシステム」 | |
| 平成12年の建築基準法改正により建築基準の性能規定化が示されました。 | |
| 従来は材料や構法を具体的に規定し、それが使用されていれば適法とする「仕様規定」によるものでしたが、新しく示された「性能規定」では、ある一定の性能を満たせば建物に採用する材料の種類や構法を問わず適法とされました。 | |
| その「性能規定」に従い、オリジナル構法による新しい技術を検証・申請し、認められれば、従来の木造住宅では困難であった大空間の提案や「ラーメンフレーム」を使った設計提案も可能となります。 | |
| 当社は、現行の「シャーウッドMJシステム」においても独自の構造実験と検証に裏付けられた設計を行い、オリジナルの金物を使った接合方法や施工技術の標準化を進め、高い構造強度と品質を誇るものとして提供してきました。 | |
| ただし、従来の「仕様規定」の中では、規定されたもの以上は評価されず、構造上の様々な制約を受けるため設計・構法の自由度が制限されていました。 | |
| 「性能規定」の運用には高い技術力はもちろん、実験・検証や運用できる体制などが必須条件となります。 | |
| 当社では、業界に先駆けて「性能規定」の運用による構法として「スーパーMJシステム」を開発し、木造軸組住宅としてはじめて国土交通省の「型式適合認定」を取得（2004年7月30日、認定名「 セキスイハウスシャーウッド S-MJ」）しました。 | |
| この認定取得により、「スーパーMJシステム」の性能の高さ・信頼性が確かなものであることが裏付けられています。 | |
| ～「スーパーMJシステム」の主な基本技術～ | |
| 高倍率耐力壁 | |
| 木造軸組住宅やツーバイフォー住宅では、建築基準法で壁倍率（耐力壁の強度を示す数値）の上限は5倍までと規定されていました。 | |
| 「スーパーMJシステム」では、釘を打つピッチを細かくする（75mm間隔）ことと面材に9mm厚の合板を採用した面材耐力壁にすることで、5.5倍の壁倍率を実現しました。 | |
| 少ない量の耐力壁でも建物の強度が確保しやすく、設計提案の幅も広がります。 | |
| 幅0.5m耐力壁 | |
| 高倍率耐力壁の技術を生かし、木造住宅では唯一当社だけが実現できる幅0.5mの面材耐力壁を開発しました。 | |
| プラン上、耐力壁を配置しやすくなり、自由度の高いプラン提案を可能にします。 | |
| 基礎ダイレクトジョイント | |
| 基礎と柱を高強度金物でダイレクトに緊結することで、どの方向から大きな引き抜きの力が加わっても均質な強度を発揮します。 | |
| 高強度剛性床 | |
| 「スーパーMJシステム」では、従来の「シャーウッドMJシステム」の仕様の1.3倍にあたる床剛性を実現しました。 | |
| これは床倍率4倍に相当する数値で、「性能規定」を運用する「スーパーMJシステム」だからこそ可能となった強度です。 | |
| （※「仕様規定」では床倍率は3倍が上限） | |
| ～「スーパーMJシステム」の主な魅力創造技術～ | |
| ラーメンフレーム | |
| 120mm×370mmの大断面ラーメン柱が、構造的な安心を確保しながら、3方向が開口サッシの開放的な空間や2台並列駐車できるビルトインガレージを実現します。 | |
| 吹き抜け耐風柱 | |
| 梁並みの断面を持つ集成材（120mm×360mm）により、風による外力を柱だけで受け止める「耐風柱」を開発しました。 | |
| 2階床部分の梁がなくてもしっかりと構造強度を維持し、大きな面積の2層吹き抜けなどの大空間が実現できます。 | |
| 大スパン2階床梁6m | |
| 床梁の最大梁高さは450mmのものを採用（従来は390mm）することにより、1階には最大6mの無柱空間を設計することが可能です。 | |
| 450mmの梁高さは住宅メーカー（木造軸組構法）のなかでも最大級です。 | |
| 大スパン小屋梁8m | |
| 小屋梁の最大梁高さは390mmのものを採用（従来は330mm）し、2階には最大8mの柱のない広々とした空間を設計することができます。 | |
| ～「スーパーMJシステム」の技術により実現する魅力溢れる空間提案～ | |
| 5m×7mの吹き抜け大空間 | |
| 梁並みの大断面をもつ「耐風柱」と大スパン梁との組み合わせにより、これまでの木造軸組住宅では困難であった吹き抜け大空間を実現しました。 | |
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| 自然の光と風をふんだんに採り込むことができる開放的な空間を提供します。 | |
| 最大幅5mの大開口部 | |
| 「ラーメンフレーム」 などの採用により最大幅5mの大開口サッシの提案が実現しました。 | |
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| 室内と屋外のつながりを大切にし、四季折々の自然の変化を感じられる空間を提案します。 | |
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■「エム･グラヴィス ヴィラ」の概要 |
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販売価格については、もよりの営業所にお問い合わせください。 |
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本件に関するお問い合わせ先 積水ハウス株式会社 広報部 TEL06-6440-3021 東京総務部 TEL03-5352-3113 |
