積水ハウスは、住宅・建設業界で初めて環境省が創設した「エコ・ファーストの約束」を行います

積水ハウス株式会社/2008年6月20日


 積水ハウス株式会社は、環境省が創設した「エコ・ファースト制度」 (※) において、業界初のエコ・ファースト企業として認定を受けました。そして、当社のCO2排出量削減、生態系ネットワークの復活、資源循環等に対する取組みをさらに進めていくため、6月24日(火)に当社代表取締役会長兼CEO 和田勇が鴨下一郎環境大臣に対し、 「エコ・ファーストの約束」を行います。

 

(※) 「エコ・ファースト制度」とは、業界のトップランナー企業の環境保全に関する行動を更に促進していくため、環境省が今春からスタートさせた制度で、企業が環境大臣に対し、京都議定書の目標達成に向けた地球温暖化対策など、自らの環境保全に関する取組みを約束する制度のことを指します。また、自らの環境保全に関する取組みを環境大臣に対して約束した企業(エコ・ファースト企業)に対して、使用認定に関する基準を遵守することを条件として、「エコ・ファースト・マーク」の使用が認められます。

 

 <エコ・ファースト・マーク>

 

●「エコ・ファースト・マーク」の使用認定に関する基準は こちら

 
 

 当社は、この「エコ・ファーストの約束」において、最も多くの住宅を供給する企業としての社会的責任を踏まえ、環境配慮を通じ積極的に社会に貢献するため、「生活時及び生産時のCO2排出量削減」「生態系ネットワークの復活」「資源循環」へのさまざまな取組みを、より一層推進することを約束します。

 

 具体的な約束の内容については、全ての戸建住宅に次世代省エネルギー基準を上回る仕様と高効率給湯器を標準化し、さらに太陽光発電システムを推奨することで、居住時のCO2排出量を削減する「アクションプラン20」に取り組む他、高度な省エネ技術と太陽光発電システム・燃料電池の創エネ技術で居住時のCO2排出量が差し引きほぼゼロになる「CO2オフ住宅」の普及や、生産時におけるCO2排出量の削減について住宅業界で定めた目標値を上回るよう積極的に取組みを推進します。

 また、各地域に根ざした在来樹種を中心に鳥や蝶などが好む樹木の植栽を提案し、周辺の自然環境の再生を目指す取組み「5本の樹」計画の提案や、独自に制定した「まちづくり憲章」に基づいた美しいまちなみの形成により、各地域の自然生態系ネットワークの復活を積極的に推進します。

 さらに、廃棄物の発生量自体の削減と再資源化を進めた「ゼロエミッション」の取組みや当社が建築・販売した物件を対象に、オーナー様からの売却希望に応じて当社独自の査定額で買い取り、大規模改修後、当社の保証を付けて新たに分譲する住宅「エバーループ」の普及などに努めることで資源循環に対する取組みを積極的に進めることを約束します。

 

 当社では、「いつもいまが快適」で長く住み継がれていく住環境を創造するため、1999年「環境未来計画」の発表を皮切りに2005年の「サステナブル宣言」を経て、「生涯住宅思想」を住まいづくりの基本姿勢として掲げ、高品質・高耐久な住まいづくり、地域のコミュニティや自然との共生を目指したまちづくりを進めてまいりました。今後もこれまでの企業活動と環境推進活動、先進技術の追求と社会的責任の遂行などの実績を踏まえ、これらの思想に基づいた環境保全に対する取組みをさらに推進いたします。

 

 また、今後もこの「エコ・ファーストの約束」の進捗状況を確認するとともに、その結果について環境省への報告及びサステナビリティレポート(持続可能性報告書)にて公表してまいります。

 

●「エコ・ファーストの約束」書については こちら

 

 
 
 

<本件お問合せ先>

積水ハウス株式会社
広報部
(大阪) 06-6440-3021
(東京) 03-5575-1740

※掲載内容は発表時点のものであり、現在の内容と異なる場合がありますのでご了承下さい。