室内環境の“快適さ”と外部環境の“豊かさ”を両立させる環境共生型まちづくりデザイン手法「n×豊か」(エヌバイユタカ)が「2008年度グッドデザイン賞」を受賞
積水ハウス株式会社/2008年10月9日
積水ハウス株式会社の環境共生型まちづくりデザイン手法「n×豊か」(エヌバイユタカ) (※1) が、平成20年10月8日(水)に発表された財団法人日本産業デザイン振興会(所在地:東京都港区)主催の「2008年度グッドデザイン賞」において、新領域部門でグッドデザイン賞 (※2) を受賞しました。 |
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(※1) 「n×豊か/ENU BAI YUTAKA」は、積水ハウス株式会社の登録商標です。「n×豊か」の「n」には、nature(自然)の「n」と、自然数を表す「n」の2つの意味を込めています。 |
(※2) グッドデザイン賞は、昭和32年に通商産業省により創設された「グッドデザイン商品選定制度」を母体とする日本で唯一の総合的デザイン評価・推奨制度で、財団法人日本産業デザイン振興会が運営しています。11月6日(木)に東京ミッドタウン・ホール(東京都港区)において、受賞団体の表彰式及びグッドデザイン大賞の選出が行われる予定です。 |
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「n×豊か」とは、まちづくりの際に隣地の庭(緑)や周辺環境との“つながり”を考慮しながら配棟・植栽計画を行い、自然(nature)とつながる住まいづくりを複数棟(n棟)にわたり行うことで、個々の暮らしの快適さと住環境の豊かさをn倍に増大させるという環境共生型まちづくりのデザイン手法です。 |
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「n×豊か」では、庭に植える樹木の種類や大きさ、植える場所などを考慮することで、夏場の強い陽射しや放射熱の室内への侵入を防ぎ、冬には落葉することで暖かな陽だまりを室内に取り込みます。また、葉の蒸散作用により樹木の周りに生成される冷気を室内に取り込むように、周辺の緑との“つながり”を考慮しながら植栽計画や配棟計画を行います。このように、「n×豊か」のデザイン手法をもとにつくられた住まいが複数棟にわたりつながることで緑の連鎖や風の流れが生まれ、個々の暮らしの“快適さ”と住環境の“豊かさ”がまち全体に広がります。さらに、「n×豊か」のデザイン手法をとり入れたまちでは、時を経るごとに緑が成熟し、景観の美しさが増すとともに、住民同士が積極的に交流を図れる場が生まれ、円滑なコミュニティの形成にも貢献します。 |
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当社は、すでにこの「n×豊か」のデザイン手法をとり入れたまちづくりを「コモンガーデン仲町台」(神奈川県横浜市)、「コモアしおつトリコパルク」(山梨県上野原市)、「パークプレイス大分公園通り ティエラポール」 (大分県大分市)の3つの分譲地で展開しています。 |
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当社では、これまでも独自の「まちづくり憲章」に基づき、時の経過とともに住まいやまちの価値を高めていく “経年美化”の思想をまちづくりに反映させてまいりました。今後もこの「n×豊か」のデザイン手法をまちづくりの提案の一つとして積極的に活用してまいります。 |
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◆「n×豊か」基本デザインの3つのルール |
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「n×豊か」は、快適で豊かな暮らしを実現させるまちづくりを行うために、【気候】【景観】【利用】の3つの“つながり”を基本デザインルールとしています。 |
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(1) 【気候】のつながり |
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緑が持つ放射熱抑制効果と冷気生成効果を活かし、心地よい風を室内に取り入れるように、窓先から庭、そしてその先の緑地へと、緑が連続するように設計します。 |
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(2) 【景観】のつながり |
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隣地や周辺環境との緑の連鎖により、窓から眺めた風景がどこまでも奥深く続いて見えるように、窓先の緑の配置を設計します。 |
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(3) 【利用】のつながり |
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室内の生活領域を外へ拡張させるため、ウッドデッキなどの中間領域を活かすように設計します。個々の生活領域が街へ広がることにより近隣住民間のコミュニティが形成されます。 |
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◆「n×豊か」の考え方をとり入れたまちの実例 |
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「コモアしおつトリコパルク」(山梨県上野原市、59棟 分譲中) |
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「パークプレイス大分公園通り ティエラポール」(大分県大分市、7棟 分譲中) |
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(※)「コモンガーデン仲町台」(神奈川県横浜市、10棟)については既に完売いたしました。 |
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「n×豊か」のサイトは こちら |
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<本件お問合せ先>
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