積水ハウス「サステナブル デザイン ラボラトリー」サステナブルをテーマに東京・国立において居住実証実験を開始
積水ハウス株式会社/2006年6月21日
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サステナブル デザイン ラボラトリー 【縁側空間】 |
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積水ハウス株式会社は、このたび東京都国立市においてサステナビリティ(持続可能性)をテーマとした、新たな住まいの研究施設「サステナブル デザイン ラボラトリー」を完成し、居住実証実験を開始します。 |
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当社は、平成17年4月に「サステナブル宣言」を行い、持続可能な社会の実現に貢献するため、「サステナブル」を企業活動全般の基軸に据えることとしました。「サステナブル デザイン ラボラトリー」においては、環境技術的なデータの蓄積はもとより、人間の暮らしが将来の地球環境にもたらす影響、それに伴う新たな住まいづくり、ライフスタイルのあり方などについて実証実験を行い、「ひとと地球の未来に届ける住まいづくり」を目指して、持続可能な社会にふさわしい次世代の住まいについて研究を行います。 |
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都市部の居住環境において持続可能性を研究 |
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「サステナブル デザイン ラボラトリー」は、東京都国立市という都市部の居住環境において、持続可能な社会にふさわしい住まいの研究を行なう施設です。自然に恵まれ十分な敷地を確保できる郊外よりも、むしろ環境の厳しい都市部において、いかに自然の力を活かした快適で環境にやさしく健康な暮らしができるかを検証します。また、生活者・有識者とともに運営する「コンソーシアム」の設立、住民参加型の「ワークショップ」における体験企画・フォーラムの開催などを通して、さまざまな方々とこの場で学び、サステナブルな住まいと暮らし方について研究を行います。 |
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■ 「サステナブル デザイン ラボラトリー」の2つのコンセプト |
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「サステナブル デザイン ラボラトリー」においては、自然の循環を支える「木から学ぶ」ことと、日本の伝統的家屋における「日本の暮らし」の提案、の2つをコンセプトにしています。 |
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<1> 自然の循環を支える「木から学ぶ」 |
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木は、太陽のエネルギーを栄養に変え、雨水と土の養分で成長します。木は酸素と枯れ葉を排出し、枯れ葉は土壌の養分に変わり循環します。この自然におけるサステナブル体系について木から学び、自然と共生する住まいについて研究を行います。 |
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<2> 自然と親しむ「日本の暮らし」 |
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日本の伝統的家屋は、自然から離れるのではなく、自然と親しむことにより住まいの中に快適さを実現してきました。「縁側」や「通気天窓」など、日本の伝統的な家屋が持っていた自然の光・風・水を取り込む工夫を随所に盛り込み、四季のうつろいが感じられる暮らし方を提案します。 |
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■ 居住実証実験における3つの基本テーマ |
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「サステナブル デザイン ラボラトリー」においては、日本の伝統的な暮らしの再生など「自然と調和した暮らしを楽しむ」ことと、地球環境保護・地球環境との共生を目指した「エネルギーの効率的利用」や「地球環境に優しい材料の使用」をテーマとして居住実証実験を行います。 |
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<1> 自然と調和した暮らしを楽しむ |
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自然を感じながら暮らすという、サステナブルな住まい方について学び研究します。 |
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<2> エネルギーの効率的利用 |
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化石燃料の使用を減らし、代替エネルギーの効率的な利用について実験を行い検証します。 |
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<3> 地球環境に優しい材料の使用 |
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リデュース、リユース、リサイクルという3R技術の導入や、国産木材などの活用を研究します。 |
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■ 居住実証実験の内容 |
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サステナブル社会にふさわしい、最新の先端技術と、一年を通した四季折々の自然の心地良さ、の両方を取り入れたハイブリッドなシステム及び設備について、下記のような居住実証実験を行います。 |
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■ 今後の研究活動計画 |
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「サステナブル デザイン ラボラトリー」における研究を通して、積水ハウスが環境保護・環境共生に真摯に取り組み、サステナブルな社会へ貢献していくことを広く伝えていきます。 |
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1.技術テーマの実験・検証 |
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「縁側」「通風天窓」などハイブリッドなシステム・設備について居住実証実験を行い、実験データの蓄積・検証により、新たな商品・技術・ライフスタイルを提案します。 |
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2.コンソーシアム |
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生活者・有識者・研究者とともに運営する「コンソーシアム」を設立し意見交換を行い、新たな住まいづくりを目指します。 |
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3.プロモーション |
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「エコ絵本」「サステナブル生活作法集」を出版し、「地域コミュニティ活動」に取り組みます。 |
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4.体験宿泊や各種ワークショップ |
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体験宿泊(社員及び関係者)によりモニター意見を収集し、各種実験の検証を行います。また、地域における子どもたちを含めた家族で参加できるワークショップ、一般の生活者の方に向けたフォーラムなどを開催します。 |
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■ 研究施設の概要 |
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※ 当研究施設については、当面の実験や社内研修を経て今年の秋以降に公開します。 |
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<本件お問合せ先>
積水ハウス株式会社 ※掲載内容は発表時点のものであり、現在の内容と異なる場合がありますのでご了承ください。 |