ライフスタイルの多様化に合わせて 「Life with Music & Theater 音のある暮らし」をパイロット展開
積水ハウス株式会社/2006年8月4日
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積水ハウス株式会社は、このたび映画や音楽、スポーツ観戦等を生活の一部として楽しみ、又はプレイヤーとして楽器の演奏を楽しみたいというニーズに対応するため、新たなライフスタイル提案として「Life with Music & Theater 音のある暮らし」を展開します。 |
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■ 開発の経緯 |
近年コンサートや音楽機器等の普及に伴い、良質の音楽や映像ソフトも簡単に楽しめる環境となり、音楽の楽しみ方も「鑑賞する」から「生活の一部として楽しむ」時代となっています。一方では、高級楽器の購入や音楽教室に通う中高年等の演奏を楽しむ音楽人口も年々増加傾向にあると言われています。しかし、一般の居住環境では近隣や同居者への配慮から、楽器演奏など「音を楽しむ暮らし」を実現するのは容易なことではありません。 |
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当社では、長年にわたり蓄積した遮音の研究ノウハウを生かし、心置きなく音を楽しめる暮らしの実現を目指して 「Life with Music & Theater 音のある暮らし」を提案します。 |
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「Life with Music & Theater 音のある暮らし」は、個別性・専門性が高いため規格型商品として販売するのではなく、営業担当者と研究所スタッフがお客様のご要望を個別に設計・施工するオーダーメイド方式として販売します。 |
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「Life with Music & Theater 音のある暮らし」については、まず神奈川、静岡、愛知、岐阜、三重、長野及び新潟の各県でパイロット展開を行うこととし、「静岡工場 夢工場」にその体験施設を設置しました。 |
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■ 新たなライフスタイルの提案 |
当社では自由設計のメリットを活かし、住宅メーカーとして「住まいのどの位置に音を楽しむ空間を設けるべきか」を、間取りから検討・提案することが出来ます。また、インテリアについてもトータルなコーディネートが可能なため、機能を優先するだけでなく、居心地よく音を楽しみ、より豊かな音のある生活を提案いたします。 |
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■ 3つのライフスタイルを提案 |
「わが家に音楽室が欲しい」というお客様の要望は、単に音楽専用の空間を求めているのではなく、「わが家で音楽や映像を楽しみたい」というものです。従って、楽しみ方や欲しい音のレベルによって提案すべき空間は異なります。当社では「家族の中心に音楽がある生活」、「わが家での音楽レッスン」、「プロ志向の音楽ライフ」など、ライフスタイルに合わせた3つの基本スタイルを用意し、それぞれのニーズに合わせた提案を行います。 |
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1. リビングスタイル |
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家族や友達、趣味の仲間たちが大勢集まるリビングルームで、音楽や映像を楽しむ暮らしが「リビングスタイル」です。「リビングスタイル」では、ピアノやギターの演奏やホームシアターで迫力ある音や映像を楽しむなど日常的に気軽に音のある暮らしを楽しむスタイルです。 |
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2. プライベートスタイル |
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楽器のレッスンに集中するための個室型専用ルームが「プライベートスタイル」です。1人で使うブースタイプから、数人でレッスンできるルームタイプまで、部屋の大きさはフレキシブルに対応できます。ピアノ教室やシアタールーム、静かに過ごすための書斎としても対応できるスタイルです。 |
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3. スタジオスタイル |
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自宅で本格的な音楽演奏やホームコンサートを楽しむ暮らしが「スタジオスタイル」です。ミニライブ、カラオケパーティー、映像編集など、プロレベルで音や映像に接する方にも対応できるスタイルです。 |
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■ インテリアプラン |
当社では、インテリアも音環境を構成する大切な要素と考え、音を楽しむ空間をより上質なものにするために「インテリア・プラン」も様々な工夫をしています。例えば、「リビングスタイル」ではホワイトタイルを貼った床や大判のガラスを使った防音扉で明るく華やかな雰囲気を作ることができます。「プライベートスタイル」では、レッスンに集中できるように落ち着きのあるウッディなインテリアを、また本格派仕様の「スタジオスタイル」では、ダークトーンを基調としたインテリアなど目的にあわせて様々な空間を演出します。それらに加えて、照明や配線、プラグの位置や数まで、音楽を楽しむための環境をトータルで提案していきます。 |
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■ 「遮音」と「音場」の2つの性能の組み合わせ |
音を楽しむ空間としてまず必要なのは「遮音性能」です。しかし、ただ遮音するだけでは「音を楽しむ空間」とはなりません。音の響き方の度合い、つまり「音場性能」と組み合わせて初めて音を楽しむ心地よい空間が実現できます。 |
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1. 3つの遮音性能 |
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(1)スタンダード(下表でSDと表記) |
日常の生活音に配慮した標準防音の部屋にプラスアルファの簡易防音を施したのが「スタンダード」タイプです。リビングルームなど広い空間で音楽や映像を楽しむことができ、暮らしに気軽に音を取り入れるための遮音レベルです。 |
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(2)デラックス(下表でDXと表記) |
やや本格的に音楽や映像に関わることを可能にする防音を施したのが「デラックス」タイプです。楽器のレッスンのための部屋や大音響で楽しむオーディオやシアタールームなど少人数で使う個室向けの遮音レベルです。 |
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(3)プレミアム(下表でPRと表記) |
プロレベルに近い本格的な特別防音を施したのが「プレミアム」タイプです。家で演奏するのは難しいとされていた楽器演奏やライブ演奏など、ライブ、ミニコンサート、カラオケパーティーができるほどの高性能の遮音レベルです。 |
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2. 3つの音場性能 |
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(1)ライブ(下表でLと表記) |
大きな空間に合った「響き」を必要とする場合に適した音場性能です。適量の吸音材を使用し、優雅で心地よい音空間を作ります。クラシック音楽の鑑賞、金管楽器、弦楽器の演奏やリスニングに最適の響き方です。 |
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(2)ニュートラル(下表でNと表記) |
部屋の半分に吸音材を使用し、引き締まった音環境を作るのに適した音場性能です。ピアノやベースのレッスンなど長時間音に包まれる楽器練習のための専用ルームに適しています。 |
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(3)デッド(下表でDと表記) |
部屋の大部分に吸音材を使用し、研ぎ澄まされた音空間を作るのに適した音場性能です。過度な響きを必要としないドラム演奏やライブ演奏など大音量の音に包まれる場合に適したレベルです。 |
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3. 「遮音」と「音場」の2つの性能の組み合わせを9パターンからセレクト |
当社では、音のある暮らしを「遮音」と「音場」の2つの性能の組み合わせから考え、それぞれをレベルアップさせることで理想の音環境の実現を目指します。「Life with Music & Theater 音のある暮らし」では、用途や欲しい音のレベル・楽しみ方などに応じて9つの音環境パターンの中から提案いたします。 |
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「リビングスタイル」では遮音性能が「スタンダード」で音場性能が「ライブ」又は「ニュートラル」で提案し、「プライベートスタイル」では遮音性能が「デラックス」で音場性能は目的に合わせて全ての音場性能から選択します。また「スタジオスタイル」では、遮音性能が「プレミアム」で音場性能が「ニュートラル」又は「デッド」で提案します。 |
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<本件お問合せ先>
積水ハウス株式会社 ※掲載内容は発表時点のものであり、現在の内容と異なる場合がありますのでご了承ください。 |