オフィス
情報インフラ企業としてのBCP対策と
働きやすいつながる大空間を
実現した新社屋
敷地面積:1,500.51㎡ 延床面積:722.14㎡
構造:重量鉄骨造2階建て
- トップページ
- 事業目的・手法別実例検索
- オフィス・事務所
- オフィス
背景とニーズ
- ・開局15年を迎えたCATV局の新社屋。築40年を超える旧社屋は耐震性に不安があり、災害時のBCP対策、特に放送を断絶させないためには耐震性向上が急務に。
- ・スタッフ増員によるオフィス拡張の必要性が生じていた。
- ・「働きやすい環境」をつくるため、経営陣ではなくスタッフ自身が主役になってプランニングし、愛着を持てるオフィスにしたいという要望があった。
ソリューション
- ・情報インフラ企業としての耐震性を確保しながら大空間の室内を実現するため、耐震性の高い重量鉄骨造「フレキシブルβシステム」を採用。また、南海トラフ地震を想定したハザードマップを踏まえて基礎の高さを通常より高く設定し、防災性能を高めている。
- ・スタッフ主導のプロジェクトチームが「働きやすい環境」として希望した「部署の異なるスタッフ全員がワンフロアで就業できるスペース」を1階に、「オンオフを切り替えられるリラクゼーションルーム」を2階に配置。「リラクゼーションルーム」の一角にはキッチンスペースも設置し、さらに吹き抜け空間によって1階と2階をシームレスにつないでいる。開放的で一体感のある大空間が、仕事内容や気分によって働く場所を選べる新しいワークスタイルを実現した。
- ・放送事業とインターネットサービスを兼ねるCATV局として電力使用量が多いことから、太陽光発電装置を設置して再生可能エネルギーを使用するZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)仕様を採用し、消費電力と環境負荷を軽減。環境に配慮しながら「夏涼しく、冬暖かいフロア」や室温管理しやすい機械室など、快適さと利便性を両立させた。
成果
- ・個人で業務に集中する場面とチームで協力する場面をスムーズに使い分けられる空間で仕事の効率もアップ。各部署の垣根を越えて交流する機会が増え、積極的な意見交換が行われてスタッフのつながりもより強まった。
- ・ZEB採用により、環境に配慮しながら快適に働ける空間を実現。また先進的でサスティナブルな事業計画が評価され金融機関からの融資にも有利に働いた。