交番/駐在所
老朽化した交番/駐在所の
設計施工一括方式による複数棟同時建替
施主名:神奈川県(神奈川県警察本部)・地方公共団体
敷地面積:交番100〜150㎡、駐在所 200〜300㎡
延床面積:交番60㎡、78㎡程度、駐在所 110㎡程度
構造:軽量鉄骨造2階建 建築地:神奈川県内25ヶ所
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神奈川県警の
公表した
実施
方針の内容
- ・神奈川県内にある多くの交番、駐在所の老朽化が進んでおり、耐用年数を超える施設だけでも80ヶ所以上になっていた。
- ・装備品やパソコンなどの設備が増えたほか、安全対策設備を強化したため、交番等の施設が手狭になっている。
- ・女性警察官が働きやすい環境を整備するため、交番に女性専用のトイレや休憩室が必要に。
- ・限られた予算内での補修や修繕が難しい中、建替えの進度を早め、施設整備後の維持管理手間やコストを低減するべく、設計施工一括方式で毎年10ヶ所程度の建替えを行うPPP事業として公募を実施。
ソリューション
- ・複数個所の建替えを積水ハウス独自工法である工業化住宅によって、短期間で同時施工・整備が可能に。
- ・高耐久部材(高耐候塗装、目地、屋根材)の採用によって、メンテナンスコストを低減。積水ハウス独自の長期保証制度とカスタマーズセンターのアフター対応でも維持管理の手間とコストの軽減を提案。
- ・ZEB交番・ZEH駐在所にすることで、ランニングコスト低減に加え、環境負荷の軽減と快適な環境を提案。
- ・内部機能の使いやすさを考慮し、メーターモジュールによるゆとりある空間設計を行った。外観は、周辺の街並みに配慮して色彩や明度を抑えつつ、サインの視認性を高める工夫を行った。
- ・施設利用者に配慮し、防滑性能の高い外構舗装をエントランス前のアプローチに採用。スロープ設置等のユニバーサルデザインも取り入れた。
成果
- ・長期保証のある耐震性の高い建物の建築で、整備コストの軽減が実現。合わせて、維持管理コストの軽減及び施設の長寿命化が期待される施設となった。
- ・既存交番と比較し、交番勤務員の使いやすさのほか、地域住民の利便性の向上が図られるような執務空間となった。
- ・洗練された外観デザインでありながらKOBANサインの視認性が高く、視界(警戒範囲)の広さに考慮した開口計画によって、地域住民にとっても、安全・安心な施設となるよう整備した。