日本でも男性の育児休業取得が当たり前になる社会へ
積水ハウスでは、「『わが家』を世界一 幸せな場所にする」というグローバルビジョンを実現するため、まず従業員一人ひとりが幸せになることが重要だと考え、2018年9月より「男性育児休業(育休)制度」の運用を開始しました。男性の育児休業取得が当たり前になる社会を目指し、「男性従業員の育児休業1カ月以上の完全取得」を推進しています。2024年1月末時点で、2019年2月の本格運用開始以降に取得期限を迎えた男性従業員1,933人全員が1カ月以上の育休を取得し、取得率は100%となっています。2019年8月からは、グループ会社においても制度の運用を開始。子育てを応援する社会を先導する「キッズ・ファースト企業」として、ダイバーシティ推進の取り組みを一層加速させていきます。
積水ハウスの「男性育児休業」制度について
3歳未満の子どもを持つすべての男性従業員を対象に、3歳に達する日の前日までに1カ月以上(最初の1カ月は有給)の育児休業取得を推進しています。業務との調整を図りやすいよう、これまでも最大で4分割での取得を可能としていましたが、2021年4月から、より柔軟に育休を取得できるよう制度を改正。パートナーの産後8週間以内は、分割回数を気にすることなく、1日単位で育休を取得できるようになりました。
育児休業取得に向け、家族・職場とそれぞれ話し合い
「家族ミーティングシート」をもとに、家族で育児休業取得の時期や、休業中の家事・育児の役割分担についてじっくり話し合いを行います。それを踏まえ、取得計画書を作成。職場の上司と面談を行い、休暇中の業務の引継ぎ等について計画を立てていきます。
男性の育児休業取得の効果は、家庭だけに留まらない
「男性育児休業制度」の運用が開始され、職場においてもさまざまな変化が生まれています。コミュニケーションが深まったという声をはじめ、業務の棚卸ができた、より協力し合える職場に変わったなど、具体的な効果が見えてきました。また、家事・育児に幸せを感じるようになった取得者も多く、幸福感の高い従業員は創造性や生産性も高いという研究結果もあることから、「男性育児休業制度」の推進は、本人や家庭だけに留まらず、職場・企業・社会にも効果をもたらすといえるでしょう。