制度の運用例

仕事も人生も充実させるための、多様な働き方を支援

育児や介護との両立はできるのか、自分が病気になった時はどうすればいいのかなど、不安や迷いは誰しも感じるものです。積水ハウスグループでは、従業員一人ひとりの生き方や状況に合わせ、さまざまな選択や組み合わせができる柔軟性の高い勤務制度の導入・運用を積極的に行っています。

運用例

育児との両立支援

保育園児をもつAさんの場合

10月に出産。子どもが1歳半になる翌々年の4月に職場復帰を予定していましたが、保育園が見つからず…。育児休業を1年間延長できたことで、無事保育園が決まり、復帰後はフルタイム勤務。「スマートすくすくえいど」の利用で、保育費用の約70%を会社が負担してくれるので助かっています。子どもの急な発熱時でも、時間年休で柔軟に対応しています。

妻も別の支店で働くBさんの場合

妊娠と同時期に、妻に課長昇格の話がありました。そこで、出産後1年以内の復帰を目指すことにし、「保活コンシェルジュ」を活用。保育園の情報をもらうと同時に、妻の職場復帰後は私が1カ月の育休を取得し育児に専念しました。今は、お互いの状況に合わせて勤務時間の繰り上げ・繰り下げをしながら、仕事にも育児にも無理なく取り組んでいます。

日曜の育児にベビーシッターを利用する展示場内務Cさんの場合

夫婦ともに出勤日となる日曜日に子どもを預ける保育園を探しましたが、近くに0歳児から受け入れてくれるところはありませんでした。産休前に会社からもらっていた資料で、ベビーシッターの利用にも補助金が出ること(※スマートすくすくえいど)を知り、日曜日の8時〜17時でお願いすることに。シッターさんが自宅に来てくれるので、送り迎えの負担もなく、子どももリラックスして過ごせているようです。子どもと相性のよいシッターさんが見つかるかどうかが一番の懸念でしたが、復帰前に私も同席した状態で何度かお試し利用する中で信頼できる方に出会え、続けてお願いすることができています。日曜の預け先の確保だけでなく、自身の休日のリフレッシュにも使え、子どもにとってもさまざまな人と関わることで社会性が身につくので、ベビーシッターの利用はおすすめです。

不登校の子どもの付き添いが必要な設計Dさんの場合

小学校2年生の新学期を迎え、子どもが学校に行き渋るようになりました。登下校時の付き添いが必要なため、初めは時間休で対応していたのですが、毎日のことなので、すぐに時間休を使い切ってしまいました。
そこで上長に相談したところ、子どもサポート休業を使うことを提案してくださったので、利用することにしました。今は3時間の勤務時間短縮と休憩でやりくりし、子どもに寄り添う時間が確保できたことで、仕事にも集中できて助かっています。子どもも私に仕事を続けて欲しいと言っているので、寄り添いが必要なくなれば、また精一杯仕事にも向き合いたいと思います。

不妊治療との両立支援

無事子どもを授かった営業Eさんの場合

不妊治療を始めた当初、職場には言わず営業の仕事と両立しようとがんばっていましたが、いつも仕事を優先してしまうことになり、治療の結果がなかなか出ず思い悩んでいました。治療を始めて数年、35歳の時に上長に退職も考えていると相談したところ、制度の利用を勧められ、時短・週休3日・休日出勤なしで仕事も治療も続けられることになりました。退職を考えるところまで悩むより、もっと早くに相談すればよかったと思います。上長も同僚もサポート体制を整えてくれたおかげで、生活のリズムや体調、精神面も安定し無事妊娠することができました。今は念願のわが子と会える日を楽しみにしています。

介護との両立支援

離れて暮らす母の介護をするFさんの場合

故郷の母の介護が必要になったため、介護休業を取得。2カ月間まとめて休めたので、要介護認定の申請、訪問調査の立会い、判定後の介護サービスの利用手続きなど、すべて行うことができました。その後も、定期的に帰郷。状況に応じて、2週間休めるので、安心して母に寄り添うことができます。

復帰支援

夫の海外赴任で退職、職場復帰した設計Gさんの場合

結婚により大阪から東京へ転勤し、入社3年目を迎える頃に夫の海外赴任が決まり退職。 帰国後、子どもが1歳を迎えたことを機に復職を考えるようになりました。「退職者復職登録制度」に登録していたため、スムーズに復帰ができ、今ではシャーメゾンの設計として、一級建築士やインテリアコーディネーターの資格やスキルを活かして働いています。また、復帰後はベビーシッター等育児サポートの制度も利用して、やりがいのある仕事と両立ができています。

両立をサポートする制度一覧

積水ハウスグループならではの、各種両立サポート制度が充実。従業員の声から生まれたものも多く、より良い運用に向けた改善や新制度導入なども随時進めています。

育児の両立支援

  • 育児休業
  • 男性育児休業
  • 所定勤務時間の短縮
  • 就業時間の繰り上げ・繰り下げ
  • 時間外勤務および休日勤務の免除
  • テレワーク
  • 子の看護休暇
  • Your holiday
  • パートナーシップスライド
  • 保活コンシェルジュ
  • スマートすくすくえいど
    (ベビーシッター・一時預かり)
  • 子どもサポート休業

復帰支援

  • 職場適応力回復プログラム
  • 執務適応力回復プログラム
  • 退職者復職登録制度

がんと不妊治療の両立支援

  • 所定勤務時間の短縮
  • 就業時間の繰り上げ・繰り下げ
  • 時間外勤務および休日勤務の免除
  • 週の所定勤務日数の短縮
  • 積立年休
  • テレワーク

介護の両立支援

  • 積立年休
  • 介護休暇
  • 介護休業
  • 所定勤務時間の短縮
  • 就業時間の繰り上げ・繰り下げ
  • 時間外勤務および休日勤務の免除
  • 週の所定勤務日数の短縮
  • テレワーク

各制度の適用には規定があります