スマートワークの実現を目指して
スマートワーク実現の鍵はコミュニケーション
私たちが考えるスマートワークの目的は、生産性の向上、新しいアイデアの創出、多様な働き方の実現です。これらを達成するためには、場所を選ばないワークスタイルの促進はもちろん、コミュニケーションの活性化が不可欠です。現在、多くの事業所において、これまで以上に職種や業務の垣根を越えたコミュニケーションを活性化させるため、フリーアドレスやオープンコミュニケーションスペースの導入などを進めています。また、人事評価制度改革の一環として、上司と部下が3カ月に一度1on1形式で面談し、キャリア自律を促す「キャリア面談」も行っています。会議や打ち合わせもWEB会議で開催することが多く、感染防止対策だけでなく、業務の効率化や生産性向上にも寄与しています。
今後も「イノベーション&コミュニケーション」を合言葉に、従業員一人ひとりが安心して働き続けられ、最大限の能力を発揮できる職場環境を整備し、誰もが働くことにやりがいや幸せを感じられる「世界一幸せな会社」を目指し、さらなる改革を推進していきます。
働き方を変える取り組み
戸建住宅の定期点検に先進機器を導入。速やかな不具合判定を可能に
建築いただいたお客様に末永く快適にお住まいいただくため、お引き渡し後3カ月、1年、2年、5年、10年、15年、20年、25年、30年と定期点検を実施しています。この定期点検をはじめ、随時行う補修対応などアフターサービスを担当するのが、全国に28事業所を構えるカスタマーズセンターです。約1,500名の従業員を自社組織で配置することで、お客様に高い信頼と安心感を持っていただいています。2019年8月より、戸建住宅の10年点検で小屋裏点検カメラを使用、10年点検時とその他必要に応じてドローンを使用した屋根点検を実施し、撮影した画像をクラウド経由で事務所のサポートデスクに共有し、速やかに不具合判定を実施する「スマートインスペクション」を行っています。
点検スタッフの労働環境を向上。建設業界全体の働き方改革にも貢献
「スマートインスペクション」では、ドローンや小屋裏点検カメラをスマートフォンやタブレットなどで容易に遠隔操作できます。そのため、点検スタッフが小屋裏などに直接入ったりする必要がなくなり、お客様邸の汚れを回避できます。さらには、点検スタッフの高所での作業が不要となるとともに、労働環境の改善につながっています。点検時に先進機器を導入することにより、高齢者や女性などの活躍の場を広げるとともに、建設業界が抱える人手不足や高齢化などの問題解決も目指していきます。