まちづくりコンセプト
このまちは、北側に位置する江古田の森公園と連携し、豊かな自然環境に囲まれています。
また、このまちを含む一帯は東京都の広域避難場所にも指定されています。
中野区都市計画マスタープランでは、「国家公務員宿舎跡地の整備にあたっては、
十分な避難路や、周辺に存在する豊富な緑と調和した環境を確保し、
良好な集合住宅などの供給をすすめるように誘導します」と位置づけされています。
第3次中野区住宅マスタープランでは、
「多様な世代が暮らせる町-バランスのとれた世帯構成-」を基本目標のひとつに揚げています。
また、中野区の傾向としては、子育て世帯の区外転出が大きく見受けられていたことから、
中野区からUR都市機構に、ファミリー向け住宅の供給と、中野区北部で不足している、
病児保育の施設導入の要望がありました。このまちのまちづくりのコンセプトは、
上記の中野区都市計画マスタープランや中野区の要望を踏まえて策定しました。
航空写真(2018年9月撮影)
敷地配置イメージイラスト
※掲載のイメージイラストは、図面を基に描き起こしたもので、実際とは異なります。また、一部の周辺の建物は省略しております。植栽は竣工時想定のものではございません。外観形状の細部・設備機器については表現しておりません。
「多世代により育まれる持続可能な地域をつくる」
学生やこれから子育てを始める若年ファミリー世帯から、安心・快適な暮らしを望む高齢者まで、多様な世代が愛着を持って住み続けられるまちづくりを目指します。
4つのテーマを設け、コンセプトを具現化するための、さまざまな取り組みを検討しています。
- 多彩な住宅の供給、ソフト面からのコミュニティ醸成を図り、子育ての支援機能の誘致にも取り組みます。
- 災害時における避難場所・避難ルートの役割を担うとともに、防災設備の設置や電源多重化、防災活動等に取り組みます。
- 緑の「保全」と「拡充」を図るとともに、住民参加による維持管理などイベントを通した緑の「活用」に取り組みます。
- 病児の保育機能を誘致。散歩やジョギングが楽しめる歩行者ネットワークの整備に取り組みます。
UR都市機構が策定したまちづくりコンセプト・ガイドラインを踏まえ、積水ハウスが提案した「コドモイドコロのある街」をコンセプトに掲げ、まちづくり協議会ではまちづくりをすすめてきました。
まちの将来像
- ライフステージの変化に合わせて地域内での住み替えが可能となる住宅バリエーション
- 子育て環境(病児保育等)や地区周辺の医療・介護サービスが、ライフステージが変化したとしても住み続ける動機 = 魅力として機能