例えば、「コンロなどは住まう方に適した設備仕様かどうか」、「食器や家電製品の為のカップボードを設置する壁面は十分か」、更には「吊戸棚が高すぎて両手で取れないことはないか」、「炊飯器がこの場所では、中のご飯が見えないようなことはないか」等々、住まい手の目で細かくチェックします。もちろん使い勝手のみが優先されるわけではありませんが、戸建て住宅で培ってきた経験が、マンション造りに活かされている点がグランドメゾンならではの特徴のひとつと言えるでしょう。
一口にキッチンと言っても、住まい手がどんな生活を描くかで、その形は随分違ってきます。食事の仕方や生活の重点の置き方に関係づけて、どんなキッチンが必要なのかを考える事が重要で、キッチンを独立したものとして考えてはいけません。
例えばフォーマルな生活の方の場合は、「裏方とも言えるキッチンを隠してリビングやダイニングを充分に取る」とか、キッチンに居る時間が長い生活の方なら「眺めの良い居心地のいいキッチン」等々。
キッチンのあり方を考えるだけで、居住空間全体が大きく変わってきます。一番いいキッチンとは、その人の暮らし方に合ったキッチン。自分らしい暮らし方を実現するためにキッチンのあり方から考えていくことも有効な方法のひとつなのです。
いま、キッチンは、明るくしようとか座るところを作ろうとか“居心地重視型”に変わってきています。同時に、身体に負担の少ないキッチンも注目されるようになっています。また、キッチンと洗濯スペース、主寝室とキッチンなど、キッチンと他空間とのつながりという考え方も広がってきました。
キッチンを主役に、というわけではありませんが、自分らしい暮らしをより豊かに楽しむ為に、居室にキッチンをからめて考えていこうと思います。
とは言っても、結局のところ「食べることって楽しい」という気持ちで、プランニングする事が一番大切なんですよね。
カネディアンヒル(1)
海が一望できる大開口のガラス窓を持つリビングと一体化されたキッチン。眺望との一体感を優先させるため、海に向かって開かれた対面型キッチンからは吊り戸棚などの視線を遮るものができるだけ排されている。そのかわり、カウンター高を少し上げて、作業の手もとがリビングからかくれる配慮も。
カネディアンヒル(2)
クローズドキッチンタイプ。ずっと居たくなるキッチンにするためにいちばん明るいところへ広いクローズドキッチンをつくった。大きくとられた窓からは海を望むことができるほか、家事テーブルがおけるスペーズやバルコニーへの専用出入り口等も付いている。
大手前タワー 80-C-m type
超高層タワーの低層部分は、単身者、または夫婦住居を想定したプランも設定。このタイプでは何よりも機能性が重視されたコンパクトなクローズドキッチンにより、都市生活者のライフスタイルにマッチしたシンプルな居住空間をつくりだしている。
大手前タワー 135-T type
超高層タワーの高層部分は、フォーマルなライフスタイルを望む熟年夫婦層を想定。このタイプは、キッチンと隣接しながらもリビングとは独立したダイニングでプライベートな食事を、大阪城をのぞむ眺望を望むリビングではパブリックなパーティーを楽しめる。
グランドメゾンにすでにお住まいの方からも、「キッチン」についてのさまざまなご意見が寄せられています。グランドメゾンのキッチンの評判について、オーナーの皆様のナマの声をご紹介します。
※ ここに掲載の情報は2003年時点の情報に基づいています。