リビングルーム
変わる空間、変わらない安らぎ
グランドメゾンのリビングルームは、徹底して「暮らす人の視点に立った空間設計」を貫いています。大切なのは、実際に住んでみた時に、家族の誰もが心からくつろぎ、安らぐことのできる空間を作り上げることです。そのために家具などの配置を念頭に置いた上で設計しています。また、構造や工法を検討し、平面図にはあらわれない空間の広がり感や、居心地のよさを演出するディテールに徹底的にこだわっているのも特徴です。
リビングルームでのくつろぎの主役となるのはやはりソファで、そこからの眺めはとても重要です。たとえば壁面に、木製のアクセントウォールを配置した格調高い空間の演出。それがソファに座った時に視界の一部に入るようにする。また窓などの開口部については、サッシなどの外観だけでなく、外の景色の見え方など、これもソファに座った時の目線を考慮して位置や大きさを決めます。
扉はリビングルームのイメージを左右しますし、照明も空間に立体感や奥行感を演出します。天井の色や素材や形状に変化をつけることで、個性的な空間演出は可能です。緑豊かな公園があるなどの眺望を活かすために、あえてリビングルームを東向きや西向きにすることもあります。また当然ですが、性能面においても上下階への音の問題を考え、居室の遮音性についても設計段階から十分に検討しています。
今後のリビングルームの考え方としては、変化していく家族のかたち(ライフステージ)に応じた可変性のあるものと、それぞれの趣味やライフスタイルの個性に合わせたテーマ性のあるものの、ふたつの方向があります。今後は、価値観の多様化にともなって求められるであろう、個性的なリビングルームのあり方も考えていく必要があるでしょう。
グランドメゾン松栄町(名古屋)
天井いっぱい2m50cmのハイサッシを採用。1階にもかかわらず明るいリビングルームを演出している。グランドメゾン鹿子町(名古屋)
アクセントウォールによりリビングルームからキッチンが見えない配慮をしつつ、対面キッチンの開口部を大きくとることで、キッチンとダイニングの一体感を高めている。グランドメゾン八事石坂(名古屋)
LDKプランではあるが、リビングルームからはキッチンを直接見せないなど生活シーンを考えた設計の工夫がある。※ ここに掲載の情報は2003年時点の情報に基づいています。