社員インタビュー

積水ハウスグループで、実際に育児休業を取得した
男性社員のリアルな声をお届けします。

社員インタビュー2 坂井 祐貴
坂井 祐貴
積水ハウス株式会社 京葉支店

「時代は変わった?」
妻の負担を少しでも減らそう。

制度があるというのを(社内の)ニュースレターで見たときには、素直に「やったー!よっしゃー!」という気持ちがまず一番真っ先に来ました。ちょうど子どもが生まれて、私たち夫婦は共働きで、頼る両親も近くに、すぐ呼べる距離にいないので、どうにかしていかなきゃいけないな、どうしようかなと思っていた矢先の男性育休制度新設の知らせだったので、これは取るしかないなと。妻の職場復帰に合わせて、いろいろしたいなというところはまず最初に思いました。

やはりなかなか育児休業を男性が取るってこと自体そんなに聞いたことがなかったので、「うちの会社すごいな」っていうのも思いましたし、なかなか取得者がそんなにいないなか先駆者になるので、わからないことも多いですけれども、飛び込んでやってみて、経験してみようというのが率直な思いでした。

両親なんかはやっぱり、「時代が変わったね」と。やっぱり私たちの両親の時代は、父は仕事、母は家事、という、男と女の在り方みたいなのが昔の考え方であったのかもしれないですけど、育児休業も「そういうの率先してやれるいい会社だね」と母親はすごく言ってました。この時期にパパと接することって昔はなかなかなかったから、子どもと接する時間が増えるのはいいことだねと言ってくれました。

育児休業前は家事の割合としては、私1:妻9くらいの割合で、多分全然できてなかったと思います。育児休業が始まる前のバトンタッチの移行期間に、いろいろ教えてもらって、その9の割合の多さにびっくりして、これをやるのかと。育児休業中にだんだん2、3、4と増やして、なるべく妻の仕事の負担にならないように、その1カ月は10を目指して頑張っていました。

大変な時期は2人で。
今しかないと思った。

育休明けっていうのは、今までと同じ仕事なのに、早く帰らなきゃいけないとか、朝も早く行けないとか、家でも思うように仕事ができないということがあるので、精神的に不安定になりやすいんですよね。復帰前が。すごいイライラしてしまったりとか、それが子どもにも影響あるのがすごい心配で。ゼロにはならないんですけど、その不安は。でも大分軽減されました、本当に。

大変なときに見られるっていうのは、お父さんとしての自覚を持つにあたって必要なのかなって。この時期に見るっていうことが。この時期逃したら、もうないのなかって私個人的には思っているので。男性の方が取るってことは、奥さんの方の精神面でも必要なことなのかなって。

ポジティブな変化の連続。
絶対に取得するべき。

私も最初すごくどうしようか悩んで、実際1カ月は難しいよなと思いました。でも、上司と結構話をして、「坂井の場合は奥さんが4月に復帰して、保育園も始まるし、連続で1カ月取ったほうがいいよね。あとは調整していくのは、こっちの話じゃないのか」と言ってくれたので、だったら1カ月取ろう、と思って。なので1カ月取るのに2カ月くらい前に準備を始めなきゃなというのはあったので、準備はすごく大変でしたね。

子どもの機嫌の良し悪しとか、ライフスタイルとかもわかってこないので、1カ月のタームでとってよかったなというのはすごく今思います。やはり一番不安だったのは、休業中すぐ仕事に出れない、現場に行けない、連絡が取れないというところでした。だからこそ事前にアピールをして、「じゃあこれ坂井さんに依頼しようと思ってたの、もっと早いほうがいいよね」「じゃあこれは育児休業の後の方がいいよね」というふうに、逆に私の方から発信して、まわりを巻き込んで、まずまわりを動かすことから始めました。

一番あった変化は、時間の使い方です。やはり共働きで時間が出社から退勤まで決まっている中で、いかに今までやってきたことを凝縮して無駄なくできるか、そこを念頭に置くようになったところが感じるところで、なぜか業務はそんな減ってないんですけど、残業時間が劇的に減りました。

今まで、あまり話さなかったチームの方とも話せるようになって、特にお子さんを持っている上司の方なんかはすごく気に掛けてくれるようになって、逆に所帯を持ってない後輩なんかも、「坂井さん、これ大変なんで私やっておきますよ」なんて言ってくれるようになって。周りがすごく私に対して、気に掛けてくれるというか、昔よりも周りを見て仕事ができるようになったかなと。
実際に私が自分自身で育児休業を取ってみて、ちょっと大げさかもしれないですけど、絶対取るべきだと思うんですね。どのパパも取ったほうがいいと思います。