意匠と構造で実現したパノラマの眺望PORTFOLIO 02

CONCEPT

どの部屋からでも羊蹄山を見渡せる別邸

ご自宅とは別に、日常から離れてくつろげる別邸を検討していたオーナー夫妻。 「どの部屋からでも羊蹄山が見渡せる家にしたい」と考えていました。 垂直積雪量230cmに耐えられるこの地域の建築基準をクリアするため、 構造に必要な壁・柱のデザインや素材、レイアウトを何度もシミュレーションして解決。 1階には長さ9mの大開口ができました。さらにバルコニーに設けた1.8mの軒は、 景色を切り取るフレームとして機能するともに、雪の日でも窓からの景色を遮ることはありません。 「蝦夷富士」の愛称を持つ羊蹄山。四季折々で表情を変えるその景色を正面から楽しむことができます。

PLAN

みんなの時間も、ひとりの時間も楽しめる

オーナー夫妻はご自身で事業を営んでいることから、仕事場でもご自宅でもいつも一緒。 別邸には、それぞれが自由に過ごせる空間を希望されていました。 ご夫婦それぞれに専用の個室、お風呂、トイレを別々に設けています。 また、息子家族やゲストをもてなしたいとのことから、和室の客間を2階に用意。 リビングやダイニングで一緒に過ごしたり、それぞれの空間で過ごしたり、自由度の高いプランとなっています 。

ダイニングキッチンの奥にあるテラス。ソファを持ち込んで羊蹄山を眺めて過ごせる。
飾棚を配したダイニングは、少しこもった落ち着きのある空間。窓際のキッチンは、白を基調として開放的に。
1階にあるご主人の書斎。読書をしたり、ゲストが来たときに語り合ったりするのが好きだそう。

DESIGN

天然素材のあたたかさと重厚感

リビング・ダイニングの天井からバルコニーの軒にかけては、連続させた無垢の木材を使用。 床にはクリアアッシュのフローリングやタイル、外壁は天然石など、素材の表情で空間を演出しています。 天然素材ならではの重厚感がつくる、落ち着いた空間。 「窓から見える羊蹄山の自然の景色と天然素材のバランスもいい」とご満足されていました。

リビングとダイニングを隔てる天然石の壁。天井からバルコニーの軒にかけて無垢の木材を使用。
畳などの素材にもこだわった和室の客間。
3灯の照明がアクセントになった階段室。格子の間仕切りで玄関ホールとの空間を柔らかく仕切っている。
屋根は落雪の心配が少ないフラットルーフを採用。段差をつけることで外観もスタイリッシュな印象に。

北海道 N邸

  • 敷地面積/973㎡
  • 延床面積/399.37㎡

PROFESSIONAL STAFF

プロジェクトマネージャー
飯塚 恒志
デザイナー
重岡 純星
インテリアコーディネーター
阿部 留美子
プロジェクトマネージャー
飯塚 恒志
デザイナー
重岡 純星
インテリアコーディネーター
阿部 留美子

OTHER PROJECTS