vol.04

vol.04
Dec,2023 ずっと自然体のまま。
子育て二世帯がすっきり暮らす家

庭の草木の隙間から入る木漏れ日、時間を経て味わいが増してきたお気に入りの家具、玄関で迎えてくれる犬たち。
ささやかなしあわせを感じられる暮らしのなかの機微。
そんな機微を積み重ねていけば、心豊かに、毎日を楽しく過ごせるはず。
私たち積水ハウスは、“フィットする暮らし”について考え続けてきた「北欧、暮らしの道具店」と一緒に、そんな心地よい住まいを探っていきます。
今回、モデルの下道千晶さんと共に訪れたのは、積水ハウスに暮らして7年になる中林さんのご自宅。
夫、生まれたばかりのお子さん、義両親の5人家族が暮らす中林さんのおうちを紹介しながら、家で過ごす時間の中で感じる機微を聞きました。その模様を動画でお届けします。

下道 千晶さん

モデル。千葉の古民家で、自然に寄り添う暮らしを実践しながら、農業に従事する夫、息子との3人で暮らす。染色作家として、染め直しのオーダーやワークショップ講師も手がけている。

この記事では、動画で紹介しきれなかった、家づくりのポイントを積水ハウスしあわせ住まい研究所の視点を交えて紹介していきます。

⼭﨑美波

積水ハウス しあわせ住まい研究所研究員。
これからの住まいが提供する「幸せ」は、「健康」「家族のつながり」のほか、「私らしさ」「生きがい」「楽しさ」「役立ち」などの「幸福感」を醸成し、家族やライフスタイルの多様な変化に対応することが大切と考え、「家族が幸せに食事ができる食空間ってなんだろう?」「質のいい睡眠を実現するための寝室ってどんな空間だろう?」など住生活にまつわる「しあわせ」を研究している。

https://www.sekisuihouse.co.jp/company/rd/humanlife/


暮らしにフィットし続けてくれる安心感のある家

「7年経っても変わらず自分たちの暮らしにフィットしている」とおうちのことを話す中林さん。暮らしと仕事を行き来しながら、お気に入りのものに囲まれて暮らす住まいを訪ねました。
緑が青々としげる庭、仕事と生活を共存させてくれるワークスペース、犬たちの居場所にもなっている土間。中林さんのお気に入りの3つのスペースにフォーカスを当てて紹介していきます。
しあわせ住まい研究所研究員 山﨑の解説とともにお届けします。

01

家の中にいても季節を感じられる庭

「庭や縁側は何かをするための場所というよりは、リビングから植物が見えたらいいなと思って作ってもらいました。7年経って、植物ももりもり育っています。梅雨は紫陽花が咲いたり、秋になってきて紅葉が色づいてきたり、季節ごとに変わっていく景色が部屋から楽しめるのが気に入っています。

庭の草木を選ぶとき、伸び放題でもOKなものを中心に選んでもらい植えているので、手入れを細かくせずともいい感じにしげってくれています。ふとした瞬間に庭の植物や木漏れ日が視界に入るので、その度に『気持ちいいな〜』と感じています」(中林さん)

Point

  • 窓がフレームになって、庭が絵のように見える
  • 景色、植物が見えるような場所に配置された居どころ
  • 木漏れ日や光の入り方も考えられた植栽

「庭が見える位置にソファーが置いてあり、そこから見える景色や木漏れ日がとても気持ちよかったです。植栽は、部屋の中からどのように見えるのかということも重要です。植物の種類や配置だけでなく、手入れのしやすさや光の入り方も考えられていてとても素敵です。デッキまでフラットなので部屋が外まで広がり、光の入り方で時間や季節のうつろいを感じられますね」(山崎)

02

仕事と生活を共存させてくれるワークスペース

「もともと仕事が中心の生活をしていたこともあり、生活のあらゆることが仕事につながっている感覚がありました。家の中に仕事部屋がないと暮らしが成り立たないと思い、7年前に家を建てた当初にワークスペースも作りました。デスクと本棚があるだけのシンプルな細長いスペースで、夫も私も会社に行かない日はここで作業をします。ワークスペースで仕事をしている時間がすごく好きなんです。

リビングが無垢の木のあたたかい雰囲気なので、ワークスペースは白とグレーの無機質な雰囲気のインテリアにしています。同じ家のなかでも仕事と暮らしの気持ちを切り替えることができ、気に入っています」(中林さん)

Point

  • オン/オフを切り替えられるインテリアの切り替え
  • 本棚など充実した収納計画
  • ワークライフミックスが叶う、暮らしと仕事スペースの距離感

「暮らしと仕事の関係について、よくワークライフバランスと言われますが、実際は仕事と暮らしは切り離せるものでもないと思うんです。積水ハウスでは『仕事、家事(いえごと)・休養すべてが心地よく調和した、在宅ワーク時代のためのすまい』というところで、『ワークライフミックス』という考え方を提案しています。

中林さんのおうちでは既にそれを体現されていて、暮らしと仕事がうまく溶け込みながらもしっかりオン/オフができる空間になっているなと思いました」(山崎)

03

ペットたちの居どころになる明るい土間

「家を建てたときに犬を4匹飼っていて、今は2匹の犬と暮らしていますが、土間が犬たちの居どころとなっています。ひんやりしていて気持ちいいようで、いつも仲良くのんびり過ごしています。

土間の壁の下に窓があるのですが、そこが犬の目線と合っているので、人が通るのを眺めている様子がかわいいんです。外出先から帰ってくるときも、のぞいて出迎えてくれます。土間があることでキッチンにも、リビングにも行けるので動線としても使い勝手がいいです」(中林さん)

Point

  • 犬たちの居どころになっている
  • 玄関〜キッチンへアクセスしやすい動線
  • 窓から入る光で明るい玄関に

「土間でのんびりしているワンちゃんたちがとても気持ちよさそうでした。また、ご家族が帰ってきたときに、窓からワンちゃんが出迎えてくれると幸せな気持ちになりそうですね。窓があることでワンちゃんたちが人の動きを見れるだけでなく、光を取り入れ明るい空間になっています。玄関はおうちの顔とも言われますが、きれいな光が入り素敵な空間で、外出するときも帰宅するときもいい気分でいられそうです」(山崎)


積水ハウスだからできたライフスタイルが変わっても、愛着が続く家

「ものをあまり置きたくないという思いがあったので、空間に合う、長く愛せる家具だけを必要最低限揃えて暮らしてきました。時間を経るにつれ風合いが出てきた家具は、家族の一部のような存在になっています。その家具が、リビングの空間に納まっている風景がとても好きなんです。生活が変わろうとも、変わらずに愛着を持ち続けられているのは、設計士さんが空間を作るときに細かいところをこだわって考えてくれたからだと思っています。光の入り方や珪藻土の柔らかい質感やデッキの板目の配置まで、ひとつひとつすごく丁寧に考えてくださって、それが私たちの感性にピタッとハマっているのかなと。

『こういう部屋がほしい』『植物をもりもりにしてほしい』というようなざっくりしたオーダーにもかかわらず、意図を汲んでくださって。機能性やデザイン性だけでなく、そこでどんな時間を過ごすのかや、光がどういうふうに変化していくのかといった暮らしのストーリーを描いてくれたから時間が経っても変わらず居心地がいいんだと思います。変わったのは庭の植物くらい。それもとってもいい感じに元気に成長していて、季節ごとに小さな変化をもたらしてくれて、とても気持ちいい空間になっています。

子どもが生まれて、ライフスタイルが多少変わったとしても、これからも変わらずにしあわせに暮らせるんだろうなという頼もしさのある家です」(中林さん)

series
わたしの日々、暮らしの機微

vol.01

14年暮らしながら作ってきた
「気配」を感じられる家

伊藤さん 築14年

vol.01を見る
vol.02

家族の「土台づくり」を
楽しみながら続けている家

あいさん 築8年

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vol.03

家が子育てと家事をラクにする
暮らしに寄り添い支えてくれる家

久美子さん 築10年

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LIFESTYLING BOOK

積水ハウスの暮らしのヒントをご紹介します。

この1冊では、今は漠然としている、あなたの叶えたい暮らしをクリアにして、
そのために積水ハウスができることについて、いくつかご紹介します。

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