旧居の記憶と、古都の風情を継ぐ
伝統的な街並みの中に溶け込む、築70年の日本家屋の建替え。昔の家のイメージを残しつつ、和風でありながら、モダンな佇まいの新居へと生まれ変わった。オーナーご夫妻のご要望はモダンなテイストであったが、伝統的エリアでもあり、敷地に残る離れや蔵との調和を考えて、黒い外壁を基調とし、焼板風の板塀や漆喰塀の外構をもつ、和風の外観に。長いアプローチを通り入る室内は、一転して、サーフィンやスノーボードなどを楽しまれ、インテリアやファッションにこだわりをお持ちのご夫妻のテイストを表現した、モダンでおしゃれなインテリア。深い軒の下にデッキを配し中庭を望む、スローリビング。リビングからも、デッキからも、視線の先には昔と変わらない蔵と離れの瓦屋根がそのままの姿を残している。
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軒の深いデッキにつながるLDK。天井のあらわし梁がアクセントに
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リビングからの景色は旧家の時と変わらない。落ち着いた庭が見渡せる
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深いアプローチを抜けてたどり着いた、玄関での驚き。一面の窓に風景が切り取られている
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和風でありながらモダンな佇まいの外観
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古都の街並みにも馴染む黒い板塀で外と仕切った、路地のようなアプローチ
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玄関を入ってすぐには見えない裏動線に玄関収納を設置
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すっきり美しい水回り
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勾配天井が印象的な寝室
所在地 | 奈良県 |
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家族構成 | 多世帯(母、夫婦、長女、次女) |
施主年代 | 46~55歳 |
階層 | 2階 |
構造 | 木造(シャーウッド) |
延床面積 | 220.5m² (66.7坪) |
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