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子どもたちの自由な発想をのばしたい。そんな親心がつまった「海色の箱」
子ども室の一角にある爽やかな青色の箱は、ウォークインクローゼット。奥様が「子どもは意外と持ち物が多いから」と、充実した収納を希望されました。上部は勾配天井を活かしたロフトで、秘密基地のような場所です。「こんなユニークな部屋だから、子どもたちも常識にとらわれず冒険してほしい」という想いがちらり。壁やドアを極力少なくして住まい全体のつながりをつくり、どこにいても家族の気配が感じられるプランは、リビング、ダイニング・キッチン、和室の床レベルを変えることで、居室と居室の緩やかな区切りを演出しています。高低差のある住宅地に建つW様邸は、北西の隣地から見下ろされる位置関係にあるため、周りからの視線をコントロールする必要がありました。ポイントは、南側のコート。大きく開いても視線が気にならず、室内に心地いい光と風を運びます。市街地への大らかな眺望が広がって、山手で暮らす豊さを満喫できる住まいです。
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将来2室に仕切ってもウォークインクローゼットが使えるよう、入口が2カ所つくってある。上部はロフト
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18cm低くした床とコーブ照明により、天井の高さを演出したリビング。ダイニング・キッチンの気配を感じつつ、くつろげる
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フルフラットサッシで、コートと伸びやかにつながる。リビング、ダイニング・キッチンの床は、メープルの無垢材を塗装したもの
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アイランドキッチンとダイニングテーブルを一列にしたレイアウト。「子どもたちがよく手伝ってくれるようになりました」と奥様
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ヤコブセンのペンダントライトが映えるシックな主寝室。ベッド幅に合わせた横長のスリット窓もアクセント
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小上がりの和室は、天井を低めにして落ち着きを演出。畳・天井の割付と襖の収まりを合わせた端正な印象もこだわりどころ
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地窓やアクセントウォールの素材感を引き立てる照明などで、シンプルながらも雰囲気のある玄関に
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建物外壁とRC打ち放しの質感を味わうモダンな外観。前面道路との高低差を活かし、2台駐車が可能なビルトインガレージに
所在地 | 大阪府 |
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家族構成 | 夫婦+子供(ご主人、奥様、長女、長男) |
施主年代 | 36~45歳 |
階層 | 2階 |
構造 | 木造(シャーウッド) |
延床面積 | 137.75m² (41.7坪) |
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