豊かな自然に包まれ、本の森を巡る。
郊外の敷地にゆったりと建つY邸に一歩足を踏み入れると、勾配吹き抜けのLDKに天井まで届く、一面の本棚に目を奪われる。厚みのある棚板の水平ラインに配された蔵書が、インテリアとしても美しい。テーブルをはさんで反対側は、広々とした庭に続く眺望を楽しめる、連窓とデッキ。読書家のオーナーご夫妻のご要望だった、リゾートで読書するような開放感と安らぎを実現する。本棚は収納や機能的部分を内包する家の中心のコアになっており、廻りをぐるりと回遊できる。さながら本の森を巡るような楽しさのある住まい。
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デッキへ続くフルフラットサッシの連窓は、窓際部分の天井を下げ、外へ連続させることで内外を一体化。
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広々としたリビング外のデッキは、深い軒に覆われ、使いやすい奥行き。軒裏は室内側と同じ「イロコ」素材。
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窓側でリビングからキッチン方向を見る。軒下のデッキから庭へと、気持ち良く連続した空間が開放的。
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天井までのコアの本棚は廻りを回遊できる。
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客間にもなる和室。リビングのほど近くだが離れのように落ち着く空間。木質天井が連続している。
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本棚のコアを挟んだLDKの裏側廊下。本棚が連続する回遊空間。扉の内側には機能空間を内包。
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ご主人の趣味の自転車がディスプレイされた玄関ホール。左壁奥は家族用玄関。造作の棚はガラス越しにリビング側まで連続する。
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緩やかな勾配屋根の平屋外観。敷地の自然に溶け込む。右側デッキはサニタリーの外側にあり使い勝手抜群。
所在地 | 福岡県 |
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家族構成 | 夫婦+子供(夫、妻、長男、長女) |
施主年代 | 46~55歳 |
階層 | 1階 |
構造 | 木造(シャーウッド) |
延床面積 | 173m² (52.3坪) |
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