屏風から生まれる、街と暮らしの心地いいつながり
2枚の屏風の間から緑と暮らしのぬくもりがあふれるT様邸。屏風とは、敷地中央に立てた幅4mと2mの壁のことで、周囲の住宅や道路からの視線をカットしつつ、家の中からは道路向かいのサクラに自然と目が向く仕掛けです。「夜は照明を落として、庭を眺めながらお酒を飲むのが最高です」とご主人。デッキの活用度も高まり、「夏はプールを出して水遊び。息子が大喜びです」。建具をできるだけ減らしたワンルーム感覚の住まいは、後から壁を立てたり家具を置いたりと、家族の暮らし方に合わせて変えられる「つくりすぎない家」でもあります。佇まいがシンプルなぶん、照明やエアコン、スイッチ・コンセント類が外に出てこないよう工夫し、空間そのものの美しさを追求。「要らないものが削ぎ落とされた気持ち良さ。必要なものしか持ちたくない僕らの暮らし方に合っています」と、ご主人も気に入っておられます。
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8mの全面開口を実現。垂れ壁を設けてサッシ上部を見せないことで、窓が上まで続いているように想像させる
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主寝室のある2階もワンルーム感覚。正面に見える箱型のウォークインクローゼットを中心に、将来は子ども室がつくれる
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広めの洗面所は、椅子に腰掛けて洗濯物をたたんだり、アイロン掛けができる
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街と暮らしの中間領域であるデッキ。「読書したり、天気のいい日はゴロンとするのも気持ちいい」とご主人
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屏風の間からあふれ出す豊かな植栽。ご家族だけでなく、近隣の方やまちなみにも癒しをもたらす
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屏風を立てることで住まいと街が正対する緊張感をやわらげ、やさしい表情を醸し出すT様邸
所在地 | 愛知県 |
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家族構成 | 夫婦+子供(ご主人、奥様、長男) |
施主年代 | ~35歳 |
階層 | 2階 |
構造 | 軽量鉄骨 |
延床面積 | 124.12m² (37.5坪) |
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