重厚感とモダンさがもてなす大人の空間

代々住み続けてきた土地で、地域に根ざした高齢者福祉施設を経営されているオーナー。隣接する新しい二世帯住宅は、ビジネスの打ち合わせや集まりの場にもするとともに、新たな街並のシンボルにとも考えられました。南側に経営する高齢者福祉施設があることから、メインの窓は西側に。大きな吹き抜けを介して、上下階とも朝から夕方まで、時間ごとに移り変わる自然光が豊かに差し込みます。またパプリックとプライベートの空間を分け、パブリックなスペースは生活感をなくし重厚で洗練されたインテリアに。明るさを考えた白い壁や床の中で、“黒”を効果的に使用しました。その“黒”もタイルであったり、テクスチャーの異なる塗りの壁であったりと、変化のある質感で空間を重厚かつ上質に引き締めています。また外観フォルムは高級感の中にもモダンでシャープな印象を施すことで、街に新たな風景と活気をもたらす存在感を生み出しています。