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日本家屋の空間づかいをヒントにした、三角屋根の平屋の住まい

平屋に憧れていたものの、家族は5人。空間構成を考えるなかでヒントになったのは、昔ながらの日本家屋でした。「ひとつの部屋が、食事、寝る、くつろぐ、作業すると、いくつもの機能を持つ。間取りのあり方や過ごし方を工夫すればいいと思いました」とご主人。デッキとつながる勾配天井のリビング、壁と一体化したキッチンなど、限られた空間の居心地を考えた設計をはじめ、家具のセレクトもアイデアにあふれています。

  • 空間に溶け込む壁一体型キッチン。ダイニングテーブルは高さ調整できるオフィス用デスクを2つ並べ、作業台+食卓の機能を併せ持つ

  • 「ニューライトポタリー」の照明をはじめ、センスあふれるインテリア。ダイニングテーブルの上のペンダントランプの吊り方もユニーク

  • 西側の壁は磁石がつく施工をしているため、ポスターなど壁のデコレーションも自在。水性ペンで絵や文字を書き込むこともできる

  • デッキは「青空付きの室内」と考え、床レベルをリビングと同一に。隣家の視線を遮るよう、あえてサッシ上部の壁は少し下げている

  • 周辺環境と調和する平屋の外観。セメントや古紙パルプなど再生可能な材料からつくられたやさしい質感の壁材を外塀に使用している

物件データ
所在地奈良県
家族構成夫婦+子供(夫婦、長女、長男、次女)
階層1
構造木造(シャーウッド)
延床面積98.0m² (29.6坪)
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