知っておくべき、14のシカケ

03 環境が変化したときは、まず寝室を整えて

愛波:新しく家を建てたり引っ越したりした際、リビングやキッチンからまず整えたくなる方が多いと思いますが、環境が変化したときはまず寝室を整えてほしいです。引っ越しの日のうちに寝室から段ボールを片付けて、寝る環境を整えて。段ボールに囲まれたまま間に合わせの布団で寝るのはダメです(笑)。

子どもは大人以上に環境の変化の影響を受けています。寝室をまず整えることで、崩れた睡眠やルーティンを立て直し、新しい環境での新しい生活リズムを作り出しやすくなるのです。

河﨑:本当にその通りだと思います。そして、引っ越しを機に寝具を新調したくなると思いますが、ベッドや布団は以前から使っていたものをそのまま新居でも使うことをオススメします。そうすると子どもが安心する睡眠環境を早い段階でつくることができます。

あとは、子どもの成長に合わせてひとりで寝るようになっていても、環境に大きな変化があったときや理由はなくとも子どもが何か不安を抱えているときは、親のベッドに入るのをOKにしてあげてほしいですね。そのようなときにも備えて、積水ハウスでは大きめのベッドが楽に置けるよう寝室を広めにすることをオススメしています。

モンテッソーリ教師
あきえ先生

寝室を「寝るため」の落ち着く場所として整えることはとても大切です。愛波さんと河﨑さんのお話にもあったように「ここに来たら寝るんだ」「ここは寝るところなんだ」ということをお子さんが学べるようにするためにも、環境と合わせてルーティンを整えることが重要ですよね。それがお子さんにとっての安心と自立に繋がっていきます。