知っておくべき、14のシカケ

03 当たり前の安全が備わった住まい

積水ハウスでは、子どもの安心・安全を考慮した「子どものためのユニバーサルデザイン」が全部で120アイテム以上あります。常に親が危険のないように見守らなくても、安心して行動できるようなデザインです。

たとえば収納だと、扉の上から下まで取っ手がある収納にすれば、小さな子どもでも自分で開け閉めができます。成長に合わせてハンガーパイプの高さを変えるのも良いです。力が弱くうまく操作が難しいスイッチも、子どもの使いやすい高さに設置し、操作面が大きいスイッチにすることで子どもが押しやすく、自主的につけたり消したりするようにもなります。危険がわからない子どもの「大ケガを防ぐ」ために、折戸に指を挟まないよう、子どもの指サイズを研究した寸法を扉に反映しています。

指はさみ防止配慮ワイズII折戸

これらを住まいに散りばめて“当たり前の安全”が備わっていれば、大人が心配することなく“子どものやりたい気持ち”を尊重できると思います。

モンテッソーリ教師
あきえ先生

これは本当にモンテッソーリ教育の「子どもを変えるのではなく環境を変える」という考え方と共通します。子どもに「そこは触らないで」「それしないで」と言うのではなく、子どもが好きなように動いても「大丈夫だよ」と言える環境をつくっておくことが大切です。それがすでに配慮された空間なら、安心して子どもの冒険心の背中を押してあげられますね。
▶こちらの記事で詳しくお話ししています。
子どもの自主性が育つタイミング

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