知っておくべき、14のシカケ

03 [乳児期〜青年期]子どもがのびのび育つ可変性のある空間

家を頻繁に変えることはできないので、子どもの成長や家族の変化に合わせて変えられる可変性のある家づくりの提案をしています。

子どもが幼い頃は、子ども部屋をオープンなワンルームに、独立心が芽生えたらセミオープンのレイアウトに、プライバシーが必要になったら独立した個室に……というように、成長過程で子どもに必要な環境が変わってきます。

たとえば、可動間仕切収納は、子どもの成長に合わせて部屋を仕切ることができる便利なアイテム。基本的には大空間ですが、天井の空いた仕切り収納で仕切ることでセミオープンな状態になり、空調が共有できてコスパも良いです。子どもが自分の居場所だと感じられる原点は、「自分の物をしまう場所がある」ということだったりもします。そのため、家の中には小さくてもいいので子どものための居場所をつくり、安心してのびのびと過ごすことのできる住まいにしましょう。

モンテッソーリ教師
あきえ先生

子どもを観察して今何が必要なのかを見極め、必要な環境を用意することは、とても大切ですね。たとえ一度、成長と環境を合わせたとしても、成長に合わせて家も変わり続けていかなければなりません。成長に合った環境に身を置くことで、子どもはもっと自らを発達させる力を発揮することができます。
▶こちらの記事で詳しくお話ししています。
子どもの自主性が育つタイミング

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