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ペットと家

For Cat

ロミオ/5歳(スコティッシュフォールド)、マリオ/4歳、ココ/5歳(ラグドール)、ドンク/1歳(フレンチブルドッグ)

小学生の頃から馬が大好きで、北海道の大地に憧れていたというご主人。木の魅力を随所に活かした念願の「大自然を思わせる家」には、ベットたちが伸びやかに暮らす場所が用意されています。

吹き抜けを介して3階とつながる2階のリビングダイニングは、木の素材感に満ち、4本のあらわし梁がダイナミックな印象を与える開放的な空間です。3匹の猫と暮らすことが前提だったため、風を感じたり外を眺められる場所が好きな猫の習性を満足させられるよう、リビングの障子棚など人がいる場所より高い位置に猫たちの居場所をつくりました。床レベルを下げたキッチンはタイル張りにして、猫たちの餌場に。犬のドンクはこの場所に近づこうとしないので、落ち着いて食べられるそうです。

猫たちが自由に動きまわれるようにするため、建具はくぐり戸付きにしました。3階の和室は腰壁をくり抜いて穴をつくり、吹き抜けの梁と行き来できるように。暮らしはじめてみると、無垢材でつくったキャットタワーから吹き抜けを横切って2・3階を自由に行き来しているそう。自然素材に包まれた空間を、猫たちも楽しんでいるようです。

和室に面した3階のバルコニーは、外を眺めるのに絶好の場所。自由に出入りできるように、アクセント小窓の「レクリュ」を低い位置に設けました。「逃げださないかと心配」という奥さまのご要望から、レクリュを通り抜けたところに大きなケージを設置しています。

親世帯が住むエリアへの出入りを制限するため、1階につながる階段にスライディングウォールを設置しましたが、猫が開けられることが判明。試行錯誤の結果、猫には開けられない程度の力が必要な簡易錠をつけて解決したそうです。

2階の洗面所前の廊下に、ペットハウス収納を設置。3匹の猫たちのトイレが用意されています。以前は4匹とも寝室で寝ていましたが、現在は犬のドンクが寝室を占領。ソファーの上などそれぞれが好きな場所を見つけて寝ています。

3匹の猫を飼うことが前提だったので、2・3階は猫の動線を中心にプランを考えました。高い場所に居どころを設けるなどして猫の習性に寄り添いながら、自然素材に包まれる、ご家族にとっても居心地のよい空間が生まれました。

※掲載している実例は、標準仕様と異なる場合があります。建物型式や法規制等によっては、設計上制約が出るケースもありますのでご了承ください。当社担当者の所属は2015年3月末日現在のものです。転勤・異動などにより変わっている場合がありますのでご了承ください。

実例集

愛犬とのびのび暮らす、センターコートの平家。

猫たちと犬が心地よく暮らす、 3世代の家。

ヨウムの居場所が美しいインテリア空間に。

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ペットと家の建築実例

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