在宅ワーク - 家族や家事とのつながり方
「家族」 とのつながり
希望する 家族とのつながり方で、 仕事スペースの「こもり度」を選びましょう。
在宅ワーク時の子どもとの距離感の意向
小学生以上は「同室・別室」や「視界への入り方」で意向が分散
在宅ワーク時の子どもとの理想的な距離の取り方を聞くと、 小学生までは近くにいてほしいニーズが強いですが、 小学生以上は「同室・別室」や「視界への入り方」で意向が分散します。 必ずしも別室希望ではなく、 家族とのつながり方によって、求める在宅ワークスペースのスタイルが異なります。
オープンスタイル
LDKやホールなどの共用空間内に設置する、間仕切なし or 高さ120cm未満の間仕切のあるコーナー。
こんな人にオススメ
・子どもや家族がLDKなど共用の場所にいるので、同じ空間で仕事がしたい。
・オープンな空間が好き。
・床面積があまり広くなく、LDKやホールの一部を活用したい。
セミオープンスタイル
LDKやホールなどの共用空間内に設置する、高さ120cm以上の間仕切のあり or 扉なしのコーナー。
こんな人にオススメ
・クローズな空間で集中力を高めたいが、家族の気配も感じたい。
・クローズな空間が好きだが、床面積はあまり広くなく、個室はつくりづらい。
壁の高さによる空間性の違い
壁が低いほど家族の気配が感じやすく、壁が高いほど集中できると感じられる
「ファミリースイート」内にある在宅ワークスペースで、デスク前の壁の高さを変えて印象評価実験をしました。 結果、壁が低いほど家族の気配が感じられ、壁が高いほど作業に集中できると感じることがわかりました。 家族の気配を感じたい場合は低い壁に、作業への集中を重視するなら高い壁にすることがおすすめです。
セミクローズスタイル
LDKやホールなどの共用空間と、室内窓やガラス扉で視線がつながる個室。
こんな人にオススメ
・子どもの見守りや家族の気配を感じながら仕事したい。
・オンライン会議のために音や背景をコントロールしたい。
クローズスタイル
寝室などのコーナーも含む、扉と間仕切りで囲われた個室。
こんな人にオススメ
・他の家族も日中家にいるが、別の空間で過ごす方が良い。
・子どもの見守りをしなくて良い。
・クローズな空間が好き。
・オンライン会議が頻繁にある。
・機密事項が多い。
・家の面積に余裕があり個室をつくることができる。
「家事」 とのつながり
普段の家事を、仕事の合間にこなしやすい間取りにしましょう。
家事スポットとの動線
キッチンや洗濯機の近くにワークスペースを設けると、ちょっとした合間にも家事がしやすく便利です。 水まわり付近には、食洗機や洗濯機など音の出る家電も多くあるので、 音が気になる場合は少し離れたところに計画しましょう。