木材調達ガイドライン
合法で持続可能な木材
「フェアウッド」の利用促進
持続可能な木材利用を可能にするため、伐採地の森林環境や地域社会に配慮した木材・木材製品「フェアウッド※」の調達に取り組んでいます。
調達にあたっては、合法性はもとより伐採地の生態系や住民の暮らしまで視野に入れた「木材調達ガイドライン」で10の指針を策定。毎年、約50社の主要木質建材サプライヤーに対して「調達実態調査」を実施し、調達木材の生産地や属性、合法性などの報告を受け、ガイドラインに沿って数値化することで進捗を管理しています。
この取り組みを通してサプライヤー側でも調達ルートへの意識を高め、上流の商社等に対する啓発が進むことで「フェアウッド」の広がりを図っています。
※フェアウッド:森林認証を受けた木材 、最低限違法伐採ではない木材、地域住民が自ら適切に森林管理している木材など、伐採地の森林環境や地域社会に配慮した木材・木材製品を指します。(財)地球・人間環境フォーラムと国際環境NGO FoE Japanが提唱。
積水ハウス「木材調達ガイドライン」
- 合法性が担保され、デュー・ディリジェンスなどで伐採地までサプライチェーンが確認できる木材
- 高い保護価値(HCV)の毀損を伴わない森林から産出された木材
- 天然林の伐採により生物多様性毀損、森林減少を引き起こしている地域以外から産出された木材
- 絶滅が危惧されている樹種以外の木材
- 生産・加工・輸送工程におけるCO2排出削減に配慮した木材
- FPICを尊重し、サプライチェーン上で紛争や人権侵害が発生していない木材
- 森林の回復速度を超えない計画的な伐採が行われている地域から産出された木
- 計画的な森林経営に取り組み生態系保全に寄与する国産木材
- HCSの毀損や森林の他用途転換に由来しない木材
- 資源循環やカスケード利用に貢献する木質建材
(2023年10月1日改定)
シャーウッドで使われる構造材もガイドラインに沿って調達
シャーウッドでもこのガイドラインを考慮して、フェアウッドを積極的に採用しています。