暖かく快適な暮らし。ポイントは、窓の断熱性強化でした。
窓は壁の7〜12倍も熱を通しやすく、高断熱・高気密の家にとって一 番の大敵です。ところが、日本には諸外国と違い窓の断熱性能に関する義務基準がないこともあって、窓の断熱性は大きく遅れています。結果、断熱性を重視するほどに、熱が逃げやすい窓は、大きさや設置場所が制限されてしまっているのが現状です。
しかし、私たちが考える快適な暮らしには、大きな窓が欠かせません。そこで積水ハウスでは現在使用しているすべての窓を見直し、断熱性能を徹底して強化。「超高断熱アルミ樹脂複合サッシ(SAJサッシ)」により、高断熱性と大開口を両立。開放的な空間での心地よさを進化させています。
枠部も、ガラスとガラスの間も、徹底して熱を断つ。
SAJサッシは、一般のアルミ樹脂サッシの約1.4倍の断熱性能を実現します。
高断熱の秘密は、枠部のアルミに断熱樹脂を挟み込んだオリジナル断熱構造。アルミと樹脂形材を組み合わせた、熱を伝えにくい断熱樹脂によって、断熱性・防露性と気密性を高めています。
さらに、真空ガラスと高断熱ガラスを組み合わせた高性能複層ガラスの間に、“気体の断熱材”と呼ばれるアルゴンガスを注入。通常の空気と比較して熱の伝わり方を約30%抑え、より高い断熱性を実現します。
意匠性の高い窓まわりで クリアビューデザインを生かします。
さまざまな機能性はもちろん、窓はデザイン性を高めることも重要です。SAJサッシでは、框(かまち)をスリム化することで、意匠性が大幅に向上。大開口サッシの中央部の突き合わせもすっきりと収まり、室内外を美しくシームレスにつなぎます。