集成材:木質接着剤
Timber Laminating Adhesives

集成材:木質接着剤

  • 木造

100年以上、木の住まいを守る接着剤

集成材は克服しました。
品質のバラつきという木材の弱点を。

木造住宅の要とも言える柱や梁。そこに使う木材は、複数の木材を接着してつくった構造用集成材。木の繊維方向を揃えるなどし、安定した強度を備えています。

120mm × 450mmの梁用構造材

本来、木材は天然素材なのでバラつきが生じやすいもの。ですが、集成材を採用することで、数値に基づいた徹底的な強度管理が可能に。一本一本の強度が安定することで、正確な構造設計も可能になりました。

集成材に使っているのは、100年以上の耐久性がある接着剤。

集成材の木と木を強力に貼り付ける接着剤には、一般的な集成材に求めるJAS規格を超えた、より厳しい自社基準を設けています。

積水ハウスの集成材は、100年後も変わらない耐久性が確認されています。

木材同士に接着剤を塗布し、集成材をつくる工程
JASの規定に準じた煮沸剥離試験

巨大な圧力を耐え抜いた、たくましい部材。

強度実験では、シャーウッドに用いる集成材は一般製材よりも最大破壊荷重(折れた時にかけられた力)が約2倍あることを実証。高い安全性を確かめた上で、積水ハウスは広々とした大空間や吹き抜けをご提案しています。

曲げ強度実験の比較。
シャーウッドプレミアム構造材(左)は、一般製剤(右)が破壊した29kN(2.97tf)の荷重に耐え、さらに力を加え続けたところ、約2倍の荷重59kN(6.02tf)に至った時点で破壊。
※試験体はともに断面120mm×240mm・スパン4.320mm