ベルバーン

古くから日本人に愛されてきた、土と焔と釉薬から生まれる「焼き物」。そんな馴染み深い陶器の素材を住まいの外壁に、という意外な発想から誕生したのが、陶版外壁「ベルバーン」。陶器づくりと同じ工程から生まれるシャーウッド専用のオリジナル外壁材です。

その魅力は、土肌の柔らかな感触とあたたかな質感。陶工が焼き物をつくるように、形づくり、釉薬をかけ、焼き上げる。この工程で素地や釉が変化する窯変”により、一つひとつの陶器の味わいが生まれます。またその色合いは、釉薬を焼き付けて発させているので、半永久的に色褪せすることが無く、むしろ年月を経るごとに深まり、邸宅ならではの趣のある表情を描き出します。

原材料には粘土を焼いた「シャモット」や「ロウ石」と呼ばれる岩石など、自然素材を配合。土の性質に合った高温で焼き締めることによって、化学変化のない安定した組成になります。有害物質を含まない自然素材から生まれた、環境にも配慮した外壁材です。

自然な風合いに満ちた豊かな質感は意匠性も高く、エクステリアウォールとしても存在感を発揮。また室内の壁材として活用することで、豊かな空間演出が可能に。外壁との連続性で、スローリビングに新しい表情を加えます。

外壁は美観だけでなく、建物をしっかりと維持していく上ではとても重要な部分のひとつ。十分に機能するためには、一般的なサイディング外壁の場合、築後15年、30年で再塗装・目地交換が必要とされますが、ベルバーンは30年でも塗り替えや張り替えが不要。目地の補修だけで済み、メンテナンスにかかる手間やコストに大きな差がつきます。

さまざまな試験などにより、窯業系サイディング(外壁材)ではトップクラスの性能を備えていることを確認しています。

ベルバーンは、夏の強い日差しや多雨多湿など厳しい気候風土にも変色や褪色がほとんどなく、優れた耐候性を備えており、新築時の美しさが保てるため、長期的なメンテナンスコストを抑えることができます。

凍結状態と融解状態を何度も繰り返す「凍結融解試験」で、急激な温度変化にも耐える品質の安定性を確認。凍結に強く、北海道などの寒冷地エリアでもご採用いただけます。

外壁には躯体を守り抜く強さが求められます。モース硬度という硬度の基準では、鉄釘が5〜6に対して、ベルバーンは6.5^※。表面が非常に硬いために傷がつきにくく、また「落球衝撃試験」により、耐衝撃性の高さも検証しています。台風などの強風時、瓦などの飛散物から住まいをしっかり守ります。

※ダイヤモンドは10

ベルバーンは耐用年数60年以上の外壁です。長く、安心してお住まいいただける耐久性を保持しています。

※ 30年目にシーリングのメンテナンスが必要です。