ダインコンクリート
DYNE CONCRETE

ダインコンクリート

  • 鉄骨造

積水ハウスオリジナルの最高級外壁材。

コンクリートの良さに、品質と美しさを加えたオリジナル外壁。

一般に住宅の外壁材として使用されるコンクリートには、現場で打設養生(打ち込みから仕上げまで)を行なう鉄筋コンクリート「RC」が知られています。「RC」は燃えないことに加えて、強度に優れているという特徴があります。しかし、無機質な表情、工業製品でないがゆえの品質管理上の問題も指摘されるところでした。

そこで、コンクリートの良さは受け継ぎつつ、弱点の克服を目指して開発されたのが、鉄骨住宅専用の外壁材「ダインコンクリート」です。

複数種から選べる、美しい質感。

特殊な製法により実現した、高強度・高耐久と質感の両立。

美しい質感と、シェルターとしての堅牢さを両立したダインコンクリート。強さの秘訣は、高温・高圧でつくる「オートクレーブ養生」です。この製法により、コンクリートの硬化を進め強度を促進させるとともに、「トバモライト結晶」を生成させます。この結晶は物性的に安定した鉱物であり、「独立気泡」と合わさることで、ダインコンクリートの優れた耐久性を実現しました。高強度、高耐久ながら、温かみを感じる表情や、緻密なテクスチャーを持つ、デザイン性に優れた外壁材です。

人の手が刻んだ温かな表情と、重厚で彫りの深いテクスチャー。

製品1枚ごとに成型するキャスティング製法で作られるダインコンクリート。積水ハウスが実現したかったのは、このハンドメイドの温もりと美しいテクスチャーでした。永きにわたって愛される理由もまた、ここにあると言っても過言ではありません。

台風や竜巻などの飛来物による被害にも注意が必要です。

例えば、台風や竜巻などによる瞬間風速60m/秒の場合、2階部分の5mの高さで、1平方メートル当たり120キロ以上の風圧がかかります。また、強風によって飛んできた瓦などが外壁にぶつかり、思いがけない被害になることもあります。想定外の事態にならないためにも、外壁の強度は重要といえます。

参考:耐衝撃性実験

燃えない壁は、暮らしを守るために欠かせない備え。

住宅の心配事のひとつに火災があります。たとえば、木造住宅が火災を起こした場合、その燃焼温度は1,200°Cにも達します。

このとき3m離れた隣家が受ける温度は約840°Cにもなりますが、ダインコンクリートは、室内側の壁面温度を40°C以下まで抑えることが可能

※ 加熱開始時の室内温度が20°Cの場合

これはダインコンクリートが燃えない原料を基につくられており、また内部に含まれる空気(独立気泡)が遮熱材の役割をし、熱を伝えにくい構造をしているからです。

もちろん、有毒ガスの発生も、破裂もありません。その優れた防耐火性は、防火構造として国土交通大臣の認定を受けています。また、もらい火を防ぐために、目地のバックアップ材として熱膨張耐火材を採用。外壁材トータルで、火災に対して万全の備えをしています。

熱を受けて膨張し目地をふさぐ熱膨張耐火材
耐火材が膨張して目地をふさいだ状態(イメージ)

1枚1枚に施主名コードや使用箇所なども表示する、カスタムメイドの生産。

ダインコンクリートは邸別生産しています。お客さまの家の設計図が完成してから、製造がスタート。パネル製品1枚1枚に施主名コード、使用箇所を示すコード、製造年月日などまで印字。

つまりダインコンクリートは、どのお客さまの家の、どの部位に使用されるものなのかが、完成する前にすでに決定された状態で進められます。製品がつくられる当初から出荷されるまで、すべて邸名が決まっているカスタムメイドの生産体制を完備することで、積水ハウスは徹底した品質管理を実現しています。

耐用年数は60年以上。

ダインコンクリートは耐用年数60年以上の外壁です。長く、安心してお住まいいただける耐久性を保持しています。

※ 30年目に外壁塗装、シーリングのメンテナンスが必要です。