1995年に発生した阪神・淡路大震災において、積水ハウスの鉄骨住宅は1棟の倒壊もありませんでした。そこで、鉄骨住宅の耐震性のノウハウや技術を木造住宅に応用し、「MJ接合システム」を考案しました。
このシステムは補強金物とは全く異なる、専用設計のオリジナル構造用金物で木と木を接合。安定した強度と粘り強さを発揮します。
接合部を強化する、独自の構造用金物。
1995年に発生した阪神・淡路大震災において、積水ハウスの鉄骨住宅は1棟の倒壊もありませんでした。そこで、鉄骨住宅の耐震性のノウハウや技術を木造住宅に応用し、「MJ接合システム」を考案しました。
このシステムは補強金物とは全く異なる、専用設計のオリジナル構造用金物で木と木を接合。安定した強度と粘り強さを発揮します。
在来工法で用いられる「仕口」や「継手」は、柱や梁の切り欠きが大きくなると、木材が大きく削り取られて接合部の強度にも影響します。また、複雑な継手は、職人の腕によって精度にばらつきが出る可能性もあります。
MJ接合システムの構造用金物は、柱は「穴あけ」、梁は「スリットと穴あけ」に留めることで、柱や梁の断面欠損を極力抑え、木が本来持っている強度を活かしています。
構造用金物の形状には強靭な耐力を生み出すノウハウが結集されています。通常時の荷重(自重)だけでなく、想定を上回る地震においても、構造用金物は粘り強く大きな耐力を発揮します。
地震に対する強度は、実際に梁などの部材を接合したうえで、積水ハウスの総合住宅研究所や第三者機関で何度も実験を繰り返すことにより検証されています。