全半壊「0」の意味

2024.11.14

日本は、過去30年の間にこれまでに経験したことのなかった甚大な地震災害に何度も見舞われてきました。そんな日本において積水ハウスの強さをわかりやすく物語るのが、巨大地震において倒壊したことがないという実績です。

1995年に起きた阪神・淡路大震災、2011年の東日本大震災、2016年・熊本地震。これらに共通するのは、すべて震度7を観測した巨大地震ということです。

これまでに発生した主な地震
(1995年以降 震度6以上) 気象庁資料より

それぞれの地震で被災エリアに建っていた積水ハウスの数は、

29,692棟(阪神・淡路大震災)
177,458棟(東日本大震災)
10,246棟(熊本地震)

この中で、全壊・半壊した住まいはゼロでした。

それは、経験したことのない大きな揺れに対しても耐えられる性能を日々追求しているからこその数字といえます。

住まいは、幸せを育む生活の基盤です。同時に、ひとたび地震に見舞われると、堅牢なつくりでシェルターとしての役割を担い、大切なご家族を守る砦にもなります。
また、交通インフラが制限される震災直後には、居住可能であれば、避難所に行かずに慣れ親しんだ自宅で生活を続けるための「在宅避難所」にも。巨大地震でも壊れないことは、命を守るだけでなく、その後の避難生活や生活の立て直しにおいても重要といえます。

熊本地震では前震と本震で震度7が2回発生しました。地割れや崖崩れが多発するほどの揺れで、家にはとてつもなく大きな力が、柱、外壁から基礎、そして地盤へと伝達されます。1度目の揺れで相当なダメージを負う家屋もある中で、2度目の震度7にも耐えうる耐震性能があるかどうか。そこまで考えて技術に磨きをかけています。

全半壊「0」の数字。それは、守り続けるべき私たちの揺るがぬ責任です。

※ 阪神・淡路大震災、東日本大震災、熊本地震における実績。地盤移動および津波によるものは除く。

2024年1月1日に発生した「令和6年能登半島地震」によりお亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りし、被害に遭われた方々とそのご家族に対しまして、謹んでお見舞いを申し上げます。被災地の一日も早い復旧・復興をお祈り申し上げます。