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特集
2020.01.06(月) 更新
すまい・すまいるが、2020年の最初に選んだテーマは「家族」。
おじいちゃんやおばあちゃん、ふだんは遠く離れた親戚など、家族と触れ合うことが多い季節だからこそ、改めてそのあり方や理想について考えてみませんか?
そして、そんなヒントになるのが、家族を描いた映画たち。映画通のエッセイスト、武部好伸さんが厳選した映画はどれも名作ばかり。一緒に観て、話せばきっと、家族の絆がもっと深まりますよ。
究極のエンターテイメント、プロレスにすべてを捧げるイギリス人家族のサクセスストーリー。「娘の成長物語でもあり、普段ははちゃめちゃながらも最後にはしっかりと一致団結する家族の物語でもある。まさにキャッチコピー通り、『最強家族』の誕生です」と武部さんも太鼓判。プロレスラーでハリウッド俳優、ドウェイン・ジョンソンの本人役としての出演も見ものです!
コピーライト:© 2019 METRO-GOLDWYN-MAYER PICTURES INC., WWE STUDIOS FINANCE CORP. AND FILM4, A DIVISION OF CHANNEL FOUR TELEVISION CORPORATION. ALL RIGHTS RESERVED.
配給:パルコ ユニバーサル映画
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認知症の父を通して見つめるこれからの家族の姿。
『長いお別れ』
監督 中野量太 / 主演 蒼井優
Blu-ray・DVD 好評発売中/発売・販売:TCエンタテインメント
5,280円(税込)/4,800円(税抜)
©2019『長いお別れ』製作委員会
配給:アスミック・エース
「やさしくて、ちょっぴり厳しくて、若くて、美人で、親切」な乳母を求める子どもたちの願いが叶い、ある朝パラソルを開いて風に乗って現れたのはメリー・ポピンズ。一家の主人、バンクス氏とぶつかりながらも、歌と魔法とユーモアの力で家族を幸せにしていくストーリーは、今なお愛されつづけています。「誰が観ても心が温まる名作。世知辛い世の中こそ、こんな夢物語もいいものです」と武部さん。もちろん、50年ぶりの続編『メリー・ポピンズ・リターンズ』もおすすめ!
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家族のあり方を真正面から描く、日本映画の金字塔。
『東京物語』
監督 小津安二郎 / 主演 笠智衆
『あの頃映画 松竹DVDコレクション 東京物語 小津安二郎生誕110年・ニューデジタルリマスター』
好評発売中
DVD価格:2,800+税
発売・販売元:松竹
(C) 1953/2011 松竹株式会社
名優、故ロビン・ウィリアムズが演じるのは、子煩悩ながらも家事はからきし無頓着な父親。そんな彼が離れ離れにされてしまった家族ともう一度過ごすために女装をして家政婦として奮闘する姿をコミカルに描いた作品。武部さんも「とにかく女装して家政婦として働くという設定が面白い。我が子への愛がたっぷり詰まった作品です」とお気に入り。ロビン・ウィリアムズの芸達者ぶりが圧巻です。
ミセス・ダウト<特別編>DVD発売中
¥1,419+税
20世紀フォックス ホーム エンターテイメント ジャパン
(C)2014 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.
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シリーズ全作が名作!日本の家族の原風景がここに。
『男はつらいよ』
監督 山田洋次 / 主演 渥美清
「男はつらいよ 4Kデジタル修復版ブルーレイ」
2019年12月25日(水)リリース
復刻“寅んく”全巻ボックス(51枚組)【完全数量限定生産】190,000円+税
単品ブルーレイ 各2,800円+税
発売・販売元:松竹
イギリスの炭坑町で暮らす少年ビリーは、ふとしたきっかけからクラシック・バレエの虜に。しかし「男はたくましくあるべき」という頑固な父親からの猛反対に遭ってしまって……。「ビリーが夜の体育館でバレエを踊るシーン、そして父親が周囲の反対を押し切って息子のためにすべてを投げ出すシーンは本当に感動。何度観ても涙腺が崩壊します」と武部さんも大絶賛。夢中になれることを応援する、そんなメッセージを存分に。
[DVD]¥1,500+税
発売元・販売元 KADOKAWA
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余命わずかな母/父子の奮闘 感動のストーリー。
『ぼくたちの家族』
監督 石井裕也 / 主演 妻夫木聡
Blu-ray・DVD 好評発売中/発売・販売:TCエンタテインメント
6,264円(税込)/5,800円(税抜)
©2019『ぼくたちの家族』製作委員会
配給:アスミック・エース
観て損はなし!
武部さんおすすめ映画
大切なのは血縁か、過ごした時間か。
胸に迫る、究極の選択。
『そして父になる』
監督 是枝裕和 / 主演 福山雅治
丁寧に描かれた名作。「大切なのは血のつながりなのか、それとも一緒に過ごした時間なのか。そして家族とは一体、何なのか。それらを親の心の動揺を描きながら問いかける、なかなかすごい作品です」と武部さん。福山雅治、尾野真千子、リリー・フランキー、真木よう子らの演技も光ります。
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子どもたちの親を思う、純粋な気持ちにほっこり。
『となりのトトロ』
監督 宮崎駿 / 声優 日高のり子
【取材監修】武部好伸さん
エッセイスト。1954年、大阪市生まれ。元読売新聞大阪本社記者。関西大学社会学部非常勤講師。主な執筆テーマは映画、洋酒、ケルト文化。多くのメディアに映画エッセイを寄稿。著書に『シネマティーニ銀幕のなかの洋酒たち』(淡交社)、『ウイスキーアンドシネマ琥珀色の名脇役たち』(同)、『ウイスキーアンドシネマ2心も酔わせる名優たち』(同)、『大阪「映画」事始め』(彩流社)、「ケルト」紀行シリーズ全10巻(同)など多数