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2019.02.01(金) 更新
日中はパソコンで仕事、プライベートではついスマートフォンで動画視聴・・など、現代人の日常は目を疲れさせてしまうもので溢れています。1日の終わりに、たくさん働いてくれた目を「目のストレッチ」でほぐしてあげましょう
目のレンズ(水晶体)を支えているのが「毛様体筋」という筋肉。
レンズは近くを見るとき厚くなるため、毛様体筋もそれに合わせて緊張状態になります。
ずっと目を酷使していると、筋肉がその状態に慣れて常に緊張している状態になり、レンズを薄くすることができなくなり、近視につながります。
厚い状態に慣れてしまったレンズを薄くするために、遠くを見るときに1点にピントを合わせて、凝視することを繰り返すと改善していきます。
一日中目を酷使して、そのまま寝てしまうと、目は疲れたままです。目の筋肉の緊張をほぐして、ニュートラルな状態に戻してあげましょう。
筋肉をほぐすためには、脳から効かせたい部分に血が送られることが大切です。目の筋肉は小さいため、身体の他の筋肉が緊張状態だとそちらの方に血流がいき、目までいき渡りません。まずは足の指をほぐして、全身の血流を良くしましょう。
❶ 足首を回す
男性は右足、女性は左足から始めて下さい。(ヨガの「陰と陽」の考え方が由来です)
手指を足の間にぐっと深く入れ、足首を左右に数回回します。
❷ 足指を1本ずつ回す
母指球の下あたりを押さえ、指で1本ずつ左右に回します。
指だけでなく、関接ごとに回すイメージで、大きく回すことが大切です。
❸ 足指を前後左右に開く
手指で足指を持ち、前後左右に開きます。
目の疲れに効くツボを押します。ポイントは以下の2点です。蒸しタオルで血流を良くしてから行うと、より効果的です。
攅竹(さんちく)
息を吸いながら、下から突き上げるように人差し指をツボに置き、息を吐きながらグッと押します。
晴明(せいめい)
攅竹からそのまま指を下にずらし、息を吸いながら目頭に指を置きます。
手を立て、息を吐きながら横から垂直に押すようなイメージで押します。
承泣(しょうきゅう)
黒目の真下に、指が入るようなくぼみがツボです。
息を吸いながら指をセットしたら、息を吐きながら、上から斜め約45°で押してください。
十分にほぐれたら、最後は目の筋肉を動かしましょう。目の筋肉を普段動かしていない方は、まれにめまいのような症状が出ることがありますが、その場合は目をつぶってじっとおさまるまで安静にしてください。
顔の位置がずれないように、手で固定します。息を吸いながら右側を見て、息を吐きながら1点を見つめます。(睨みつけるくらい)
息を吸いながら、真正面を見ます。
右の時と同様に、左側を見つめます。これを3セット行います。
左・右だけでも効果がありますが、上・下の動きも加えるとよりスッキリします。上を見ることは目のたるみが気になる方にもおすすめです。
【記事監修】長江 亜矢さん
大阪府吹田市の眼鏡専門店「メガネは長江」代表、認定眼鏡士、視力向上ヨガ上級インストラクター。子ども用メガネを主に取り扱い、「近視は改善する!」をモットーに、生活習慣の改善や、積極的に「アイヨガ(目のストレッチ)」をすることで近視を予防する指導を各地で行っている。