ドクターインタビュー / 櫻井 直樹 先生
櫻井 直樹 先生
最低限の準備資金でしたが事業計画の確かさが評価されスムーズに融資を獲得できました。
- 皮膚科
- 形成外科
- 美容皮膚科
- 美容外科
- エステ
理想の医療を実現するために、30代前半での開業を決意しました。
大学卒業後、東京都内やその近隣で大学病院、総合病院、美容皮膚科や美容外科のクリニックに勤務しておられた櫻井先生。診療の経験を重ねる中で「理想とする医療を実践できる、自分のクリニックをつくりたい」との思いを抱かれたといいます。
しかし、実際には「生まれ育った松戸での開業を決めていただけで、開業資金についてはほとんど準備できていませんでした」。土地を購入し、建物を建てることも検討されましたが、診療にあたっては高額な機器の準備も必要となるため、全体として負担が大きくなりすぎます。
ちょうどその頃、現在の開業場所である「秋山クリニックモール」の建設予定地をご覧になり、積水ハウスにご連絡いただきました。「駅からも近く、幹線道路沿いで駐車場も広い。抜群の立地である上に、クリニックレントで建物を建てられることは大きなメリットでした」と先生。そこから、具体的な計画が進んでいきました。
堅実で綿密な事業計画を、積水ハウスと策定。開業資金のほとんどを融資でまかなうことができました。
クリニックレントのメリットは、賃貸契約でありながら、診療スタイルにあった建物を建築できる点。ご自身で土地を購入したり新たに建物を建てるご負担はなくなります。しかし櫻井先生の場合、診療科目が幅広いために多くの設備機器が必要で、まとまった額の融資は不可欠でした。そこで、クリニックモール全体のコンサルティングをしていた薬品卸会社をご紹介し、金融機関の選定を進める一方で、顧問である先生のお父さま、先生、積水ハウスで綿密な打ち合わせを繰り返し、事業計画・資金計画を策定しました。診療科目の現状分析・周辺の環境を分析し、患者様数の見込み、導入設備やスタッフ構成などを検討。中でも特徴的だったのは、比較的高額な診療報酬が見込める自由診療ではなく、保険診療に軸足をおいた堅実な経営をするというもの。準備期間の間に何度も練り直しましたが、この点だけは終始一貫していました。
この地で確かな経営基盤をつくっていくのだという意思が伝わったのでしょう、結果として地元銀行から非常によい条件で融資を受けることができました。もちろん、先生が確かな医療技術をお持ちであること、まだお若いという将来性の豊かさが、大きくプラスに作用したことは言うまでもありません。
現在では、当初の計画を超えて順調に経営を進めておられ、増築しての事業拡大も計画中。開業への熱意と確かな事業計画によって、少ない準備資金でもスムーズな開業が可能になったドクターインタビューです。
シャルムクリニック