青山内科・眼科クリニック

フラット屋根に片流れ屋根を組み合わせ、モダンなデザインに仕上げました。外壁にはカビや汚れを防ぐハイブリッド光触媒塗装を施した外壁材を採用したので、清潔感のある白い壁を美しいままに保てます。

雨の日にも患者さんが濡れないように設置したキャノピーは、石張りをアクセントとした外壁とし、モダンな印象の中に上質感をもたらしています。また、駐車場には積雪を感知すると作動する融雪装置を設けているので、雪の日も安心です。

震災など万が一の災害時にも照明などの電源を確保できるよう、9.92kwの太陽光発電と蓄電池を設置。平常時に発電した電気は院内で消費され、余った分は売電しています。

クリニックの顔となる受付は、スタイリッシュでホテルのような空間に。間接照明やダウンライトのやさしい光が、質感にこだわったカウンターや壁面に豊かな表情を持たせ、上質な癒やしの空間を演出しています。

玄関を入って右手にグリーンを基調とした内科、左手にオレンジを基調とした眼科を配置。患者さんの動線がスムーズになるように待合室から2つのゾーンに分けていますが、受付からは両方の待合室が見渡せるようプランニング。

両待合室の上部にはハイサイドライトを設置。四方から自然光が降り注ぎ、明るく開放感があるので、待ち時間もリラックスして過ごせます。

ゆったりした内科診察室は2室とも全く同じレイアウトにしました。また、血液検査や点滴などを行うための処置室もベッドを3台設置しても余裕の広さを確保。エコー室、レントゲン室は処置室の奥にあり、一連の検査をスムーズに行えます。

外光が射し、明るく気持ちよく過ごせる内科の中待合。通路を広く設けたため、椅子に座っている人がいても車椅子が楽に通れます。

循環器疾患をお持ちの患者さんに運動指導をするための心臓リハビリテーション室。安静時心電図検査やトレッドミルによる運動負荷試験もできる環境を整えているほか、今後エルゴバイクを3台並べるためのスペースも用意しています。

検査待ちや診察待ち、問診などさまざまな目的の患者さんがいる眼科検査室は、ゾーニングを入念に検討し、人の流れがスムーズになるようにしました。ゾーンに応じて椅子のカラーを分けており、患者さんには「白い椅子でお待ちください」などと伝えられるので、分かりやすいと好評を得ています。また、必要に応じて5m検査にも対応できるよう検査スペースには十分な奥行きを設けています。

診察室と処置室を仕切る遮光カーテンは、黒ではなくベージュ系の落ち着いたカラーを選択し、圧迫感を与えないよう配慮しています。

問診やコンタクトレンズに関する相談コーナーを設けています。袖壁の裏には手洗い器も設置し、コンパクトながらも機能的な空間になっています。

院長はもちろん、若先生と奥様もくつろぐプライベート空間となるため、落ち着いたカラーでまとめてモダンな印象に。特徴的なシーリングシャンデリアは、こだわったポイント。「このシャンデリアを見上げると、モチベーションが高まります」と語る若先生。

広いスタッフルームは、ミーティングや勉強会にも使える空間に。また、立ち仕事の看護師が足を上げてくつろげるように和室も設けているほか、トイレなどの水回りは院長室とは別に用意。気兼ねなくくつろげるように配慮しています。

ウイルスや乾燥への対策として各所に医療用の加湿器を設置し、湿度を50％前後に保っています。患者さんやスタッフからも「居心地がいい」「目の乾燥がおさまった」といった声が聞かれています。

浮遊している菌やウイルス等を低減するプラズマクラスターイオン発生機も各所に設置し、いつもクリーンな空気環境を実現。