寝室に、夫婦のほどよい距離感を
現在のご夫婦の寝室の状況をお聞かせください (全体 n=800)
終生を共に過ごしながらも、夫婦にとって心地いい距離感は少しずつ変わっていくものです。50・60代の大人世代の方々にご夫婦の寝室の状況をたずねたところ、「同じ部屋で寝ている人」が多数派であるものの、全体で見れば、ふたりにちょうどいい“つかず離れず”の距離感を模索している様子が見えてきました。
寝室では、お互いの様子は適度に伝わるのがいい
夫婦同寝の場合、いびきや歯ぎしりといった音の問題や、就寝時間のズレ、室温の好みの違いを不満に感じることが多いようで、男性よりも女性にその傾向が強く出ています。室温の好みも個人差があります。
一方で、夫婦別寝ではお互いの急な体調変化が気に掛かるもの。近すぎず、遠すぎない距離感が求められそうです。
ご夫婦の生活意識を聞きました。
50・60代の間で「夫婦それぞれの時間を大切に」と考える人が増えてきています。また、配偶者の健康を気に掛けている方は実に9割以上。お互いの人生を尊重しながら、自分だけでなくパートナーの健康についても大切に考えている人が多いことがわかります。
近すぎず、遠すぎない、ほどよい距離感の寝室を
ひとりの時間を楽しみながらも、パートナーの様子が適度に伝わるのがいい…。健康面の配慮を含め、お互いの気配が感じられる方が安心できる…。夫婦のふたり暮らしには、お互いが心地よく安心して過ごせる距離感が求められます。
特に大人世代の夫婦の住まいづくりでご要望が多いのが寝室のプラン。同室就寝のスタイルであっても、間仕切り壁を設けた半独立型、それぞれのベッド配置の間隔を広く確保するプランなど、ふたりにちょうどいい距離感をさまざまに検討することができます。
ゆるやか寝室
建具や収納家具のしつらえで、空間をゆるやかに分けたり、共有スペースを介してつなげたりすることで、適度な距離感を演出します。
Source:
積水ハウス「大人世代 夫婦距離感調査」2015
調査対象:全国の持家一戸建に居住する既婚男女(有配偶で夫婦が同居)
調査時期:2014年12月
積水ハウス「シニア住宅アンケート調査」2010
調査対象:50代、60代の男女
調査時期:2010年10月
編集・発行元:積水ハウス株式会社 納得工房
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