「いつも片付いたリビング」はドラマの世界だけ?
いつ来客があっても、部屋の中に入ってもらえる状態ですか?(n=264)
収納に関する意識調査において、「いつ来客があっても、部屋の中に入ってもらえる状態ですか?」とたずねたところ、過半数の方が「あてはまらない」※、つまり「入ってもらえない状態」だと回答しました。来客を通す場所は、現代では客間よりリビングが一般的なはず。特に最近はLDKがオープンにつながる間取りが多いだけに、リビングが散らかっていると住まい全体の印象に大きく影響し、「片付かないわが家」というネガティブな印象が強まってしまいそうです。
※「あてはまらない」「あまりあてはまらない」の合計が54.5%
収納は多ければ多いほどいいわけじゃない?!
「収納率」という言葉をご存知でしょうか。収納率とは、住まい全体の床面積に対して収納スペースの床面積がどのくらいを占めるかを示す数字です。この収納率と収納満足度の関係に興味深い結果が出ました。収納率が16%を超えたところで、満足度は頭打ちとなるのです。広さの確保だけでは収納問題の解決にならないことがわかります。
収納計画に大切な視点は?
収納の使い勝手の良さを実現するために大切なのは、「量・場・形」の3つの視点。とかく「量」にこだわりがちな収納計画ですが、「形」や「場」の視点が抜けてしまうと、住んでから不満や後悔を感じることも少なくないようです。
物に「隠れ家」と「指定席」があればリビングはいつもすっきり!
家族と一緒にいろんな物も集まりがちなリビング。雑誌や新聞、おもちゃ、掃除道具、電子機器、文具、医薬品など、少し思い浮かべるだけでも限りがありません。リビングが散らかりやすくて片づきにくいのは、集まる物が多種多様なことと、リビングで使うのに収納場所が離れていることでリビングに物が置き去りになることが影響しています。解決するには、リビングに集まる物の「指定席」を確保することが大切。さらに、目につきにくい場所に「隠れ家」をつくっておくといつもすっきりしたリビングになります。
Source:
積水ハウス住生活研究所 「収納に関する意識調査」2019
調査対象:積水ハウス・オーナー
調査期間:2019年4月~2019年11月
編集・発行元:積水ハウス株式会社 納得工房
アクセス
〒619-0224 京都府木津川市兜台6-6-4